追突事故で過失割合10対0、自分で示談交渉!弁護士無料相談で出会ったコミュニケーションのプロ

きらめく草原

赤信号で停車中に後ろから居眠り運転の車に追突され、不幸中の幸いでお互いケガはなし。しかし私の愛車は経済的全損となり、廃車。過失割合は10対0。自分で相手の保険会社と示談交渉することになりました。

え、なぜ自分で示談交渉しなければならないの?

交通事故の過失割合が10対0の場合、落ち度がない被害者側は、自分の保険会社に示談交渉を依頼することができません。支払い義務のない保険会社が、示談交渉を代行して報酬を得ることは、法律で禁止されているのです。もらい事故は保険会社の示談交渉ができない。|チューリッヒ保険会社 

知りませんでした。。。

でも、いきなり素人が、どうやって保険会社を相手に交渉したらいいの?

その時大きな力になったのが、弁護士会の無料相談でした。電話越しに30分話しただけで、担当の弁護士さんは冷静に私のケースを分析し、必要なアドバイスを具体的に伝えてくれました。さらにスゴイのは、それが全て納得の行く決着につながったことです。

まさにコミュニケーションのプロ。そんなヒーローのような弁護士さん、どんな人だったと思いますか?

ひとことで言うと、「芸人さんみたいな人」でした。

明るく、声が大きく、よく笑い、「いやあ、僕もあんまりわかってないんですよね〜」なんて言ってましたね。その時は、「無料の相談なんて、こんなモンなんだ」と思ってしまったのですが、後から振り返ると、人生初の弁護士さんに緊張しまくっていた相談者(私)をリラックスさせるためのトークだったんでしょう。

私が請求した損害賠償は大きく3つでした。

  1. 経済的全損から廃車になった事故車の時価。
  2. 新車買替えにかかる諸費用。
  3. 新車が納車されるまでの代車期間。

弁護士さんのアドバイスを要約すると、、、

  • こうしたケースは弁護士特約を使わず、自分で交渉した方がよい。弁護士はある意味同じ業界人なので「だいたいこのぐらい」という話にまとまってしまうことも。強く要求したいなら、自分の主張をぶつけるべし。
  • あなたはできることはすべてやっている。新車買替えの判断も迅速。こちらに非はない。
  • 事故車の時価は先方が値引きしてくるかも。同レベルの中古車価格を提示するなどして根拠を示す。
  • 買替諸費用は、たくさん判例が出ている。ググって調べて、判例を根拠に請求。
  • 代車期間は通常最大30日としていることが多いが、事情があるなら説明して交渉すべし。

私:「でも、保険会社と平行線になってしまったらどうしたらいいんでしょうか。。」

弁護士さんは明るく笑って、「交渉ごとなんだから、どちらかが音を上げるまでやるんですよ。ただね、保険会社にはマメに連絡した方がいいです」

私:なるほど〜(音を上げるってどういうことなんだろう、、?)

後でわかったことですが、交渉って、完璧じゃないもの同士が、妥協点を探る話し合いなんですね。「音を上げる」というのはつまり、相手が妥協点を見出せない決定的な返事を、感情に任せて発してしまうこと。この場合、被害者感情はアピールにとどめて、仕事感覚で粘り強く、打たれ強く、冷静に相手の理解を求めていくのが、疲れるけど王道の交渉術なのかな、と実感しました。

そして、最後は自分もリスクを取って本気を見せる。損害賠償は費用が発生しないと請求できません。最悪自腹を切ったとしても、必要な費用は発生させて、請求するということですね。

実は弁護士無料相談へ、背中を押してくれたのが、横浜市市民相談室の交通事故相談です。予約不要の電話相談で、専門の相談員の方が親身に話を聞いてくれます。私も、わからないことや判断に迷う時、何度かお電話しました。私のケースを相談員同士で話し合って見解を示してくれたりもして、電話の向こうで「しっかり支えてもらっている」感じが伝わりました。ここにもコミュニケーションのプロが!

限られた時間の中で、相手に必要なことをしっかり伝え、相手の行動や考え方にポジティブな変化をうながす。示談交渉で出会ったプロ達は、そんな難しいことをさりげな〜く実践して、結果を出していました。

プロの仕事は甘くない!

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