善福寺川ウォーキング。「ご近所の川」で古代から現代まで、時代を歩く歴史散歩。杉並区横断9.5キロ!

河川敷ウォーキングが楽しい!

猛暑もやっと落ち着いた2022年9月上旬、ずっと気になっていた善福寺川を友人とふたりで歩きました。早朝まで降っていた雨があがり、ちょっとムシッとした曇天。

水害に見舞われることもある善福寺川は護岸工事により川底が低く、住宅のすぐ裏を通る細い遊歩道は川を見下ろす高さにあります。しばらく行けば、緑地・公園エリア。うっそうとした木立を抜けて、野球場が見えたところで、お腹がすいてきた。お弁当を食べる場所は、どこにしようかな?

後半は杉並区立郷土博物館で、縄文土器から江戸時代 の古民家、昭和の家庭まで、いろんな時代の暮らしを見学。ゴールは高円寺の沖縄料理店「うりずん食堂」で乾杯!

河川敷ウォーキングは、、

  • 河川敷はアップダウンがなく、基本まっ平。
  • 河に沿って歩くので、道に迷うことがない。
  • 途中でリタイアしてバスや電車に乗って帰宅もOK。
  • 雨やトイレの際は、付近のコンビニやお店に避難できる。
  • どこまで歩くか、ゴールを柔軟に決められる

必要な持ち物はスマホ(地図アプリ)、帽子&サングラス(河川敷は日影が少ない)、飲み物、お昼ご飯。あとは季節や天候に合わせて選べばOK。歩きやすい靴はマスト。服装は暑さ寒さで脱ぎ着がしやすいものがオススメ

河川敷ウォーキングの楽しみのひとつは、一緒に歩く人とゆっくり話ができること。ゴールしたら駅前を探索して、地元のおいしいお店で乾杯しよう!

善福寺川ウォーキングのコース

さあ、早速ウォーキングスタート!

朝10時、荻窪駅南口から出発

荻窪駅は、地下通路で北口と南口が分かれます。こちらは北口の様子。バスが発着するロータリーの向こうは車も人通りも多い、にぎやかな通り。

南口商店街を抜けたら、すぐに善福寺川

地下通路を通って南口から地上へ。「荻窪南口仲通り商店会」のアーチをくぐり、商店会を歩くこと5分。すぐに橋が見えてきて、その下を流れるのが善福寺川。

人ひとりがやっと通り過ぎることができるほど狭い遊歩道は、住宅街のすぐ裏手を川沿いに続きます。地域のみなさんの生活が垣間見えそうな、ご近所さんの川。

曇りの天気も影響して、ちょっと暗い雰囲気

遊歩道が常に川より高いところにあるのも善福寺川ウォーキングの特長。善福寺川は古くから何度も氾濫しているため、護岸工事により川底を深くしています。調節池や取水施設も整備されて水害に備えてる。野川のように川べりを歩けるエリアはほとんどありません。

コガモが川べりに並んでた。人は歩けない場所だから安心なのかな

遊歩道の途中に「ここからは私有地のため迂回してください」との立て看板が。左折して道なりに行くとすぐに善福寺川緑地帯。

善福寺川の緑地帯

背の高い、うっそうとした木立が続く。

森というほど広くなく、木立に囲まれた道が続く

ヒコーキ広場到着。奥にすべり台など遊具があり、家族連れでにぎわってます。軽トラックのキッチンカーがカフェメニューを提供。こんなところに都会を感じる。

ベンチで小休止。トイレもあります

そろそろランチタイム。どこで食べよう?

意外に困ったのが、落ち着ける休憩場所の確保。遊歩道にベンチはあるけど、人がすぐ前を通ったり、丈の高い草に覆われていて蚊が気になったり。落ち着かない。

突然現れた「武蔵野園」。つり堀です

野球場。善福寺川が増水した時は調整池になります。お腹がすいてきた!

野球場は広々だけど、遊歩道はちょっと狭い

ランチ休憩は和田堀公園ワンパク広場付近

ワンパク広場の公園エリアには複合遊具があり、やっぱり家族連れでいっぱい。公園に向かう途中の原っぱでやっと落ち着く空間を見つけました。しかし、早朝まで雨が降っていたため地面が濡れている。しかたなくハイキングシートを岩の上に敷いて、ランチタイム。

ゴツゴツの岩は、ちょっと座りにくかったな〜

杉並区立郷土博物館(本館)へ

善福寺川沿いにある郷土博物館。観覧料100円。原始・古代から始まる杉並区3万年の歴史がわかる常設展のほか、いろりのある江戸時代の古民家に靴を抜いで上がれちゃう。この日は「昭和のくらし」展も公開中でした。

江戸時代に名主を務めた住宅の長屋門が博物館の入り口。門の中にも部屋が

博物館の2階に昭和30年代の住宅を復元した「昭和のくらし」展が。我々、ガチで昭和世代ですから展示されている品々が懐かしい。「あれもウチにあった」「これもあった」と記憶がよみがえります。

昭和のくらしって、確かにこんな感じでした

部屋の中には入れないんですよね(もちろん)。昭和と令和はクッキリ分かれてます。

左手が昭和、右手が現代

1階の常設展を見学したら、古民家へ

杉並区に人が住み始めたのは3万年も前からだと言います。古代から中世・戦国時代、江戸時代、現代へと続く杉並区の歴史がコンパクトにギュッと詰まった常設展示で歴史散歩。そのまま裏手の古民家へ。

200年以上前、農家だったという古民家

土・日・祝日には、いろりに火を入れているそう。気さくに話しかけてくれる年配のスタッフの方々。古民家にはお庭もあります。

さすがに猛暑日には、火入れはしないそう

善福寺川から環七通りへ

ずっと川を見下ろしてきた遊歩道ですが、博物館を出て少し行ったところに階段があり、下りれば本日一番、川に近づく。

この先には大規模な取水施設が

「株式会社トーシン」という看板が見えてきたところで、善福寺川と離れて環七通りへ向かいます。

善福寺川とはここでお別れ

環七通り沿いのファミリーマートで恒例のアイスクリーム休憩。イートインコーナーでゆっくり座れました。その後は、ひたすら北上して高円寺を目指す!この日はずっと曇りだったけど、ゴールに近づくにつれて、陽が射してきました。高円寺駅到着!

高円寺駅周辺はいくつも商店街があって、チェーン店じゃないレストランや飲食店も多数。どれにするか目移りしてしまう。グルグル歩いて、この日の最後にたどり着いたのが「古酒と沖縄料理 うりずん食堂」。食材が新鮮で、お刺身も野菜もとってもおいしかった!沖縄そばやラフテー、チャンプルーなど沖縄料理で知ってるものは全部メニューにありました。海ぶどうは沖縄で食べたものよりおいしかったな〜

善福寺川は、住宅街をぬうように流れる「ご近所の川」。3万年前から人が住んでいた生活密着の川。水害に見舞われることもあり、防災に力を入れている川。これまで歩いた川とはかなり違ってた。これが暮らしを支える川なんだなあ。

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