寒い冬は室内でヒヤシンスを水栽培!お正月に間に合うかな?ひと足早く春の香り

ベランダガーデニングも冬はちょっとお休み。ベランダの植物たちは基本現状維持で、時々水をやるぐらい。寒くて冷たいベランダに出るのは、勇気がいるシーズンです。

そんな冬、室内で育てるのにピッタリなのがヒヤシンスの水栽培。ピンク、赤、青、紫、白など花色も豊富で、香りも楽しめる。

その上、ほとんど手間がかからない!

水を入れた容器に球根を置くだけ。あとは、水かさが減ったらたま〜に水を足すぐらい。栽培容器はペットボトルをカットするだけ。

園芸店に球根が出回る10月末に植え付けて、お正月の開花を目指しました。

球根の植え付け時期は秋だけど、すでに芽が出ている「芽出し球根」なら、年明けでも大丈夫。土を落とせば水栽培できる。園芸店にも出回ってます。

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まずは、植え付ける容器を準備。ペットボトルを切るだけ

簡単に調達できるのがペットボトル。2か所カットして、飲み口を下にしてボトルにかぶせれば、簡単に水栽培用の容器が出来上がり。

カッターで少しカットした後、ハサミで切ると安全
切り離したところ
球根の大きさにちょうどいい

他にも、探せば意外に球根のお尻がスポッと入るものがあります。普通の花瓶やジャムなどのビン、ワインのデカンターなんかが候補です。白い根っこが伸びていく様子が面白いので、透明な容器で育てるのがおすすめ。

球根の植え付けは、水を張った容器に入れるだけ

なるべく大きくて太った球根を選びます。

植え付け時は、球根のお尻にちょっとつくぐらいまで水を入れます。それがヒヤシンスにとって「スイッチオン!」となるようで、数日中に小さい根っこが出てきます。

あとは窓際など涼しい場所に置くだけ。

根っこが伸びてきたら、球根に直接水がつかないようにします。球根が腐らないように。

10月末に手持ちの花瓶に植え付けたヒヤシンスが、2週間後にこの姿。

クリスマス。やっとつぼみが顔を出した!

ひたすら根っこの成長を見守ってきましたが、植え付けから1ヶ月半が過ぎたクリスマスのころ、まだ固く閉じられたつぼみが顔を出しました。

植え付けてから水を足したのは2回ほど。

もし水が濁ってきたり、根っこにカビが生えたりしたら、水を全取っ替えしたほうがいいでしょう。

花いろはピンク。つぼみにうっすらピンクが見える

大晦日。開花準備開始!

ちょっと恥ずかしそうにつぼみが伸びてきました。お正月に間に合うかな?

1月4日。ついに開花!

全体的に花が咲き揃いました。

テーブルに置いておくと、ふとした時に、い〜い香りが。三が日は間に合わなかったけど、松の内には十分間に合いました。

花をズームアップしてみると、こんな感じで、華やか〜。満開一歩手前の、このぐらいの時期がヒヤシンスの見ごろ。

植え付け時期をずらして、2株育てれば長く楽しめる!

実は、10月末に植え付けたピンクと、11月中旬に植え付けたブルーの2株を同時に育てていました。

ヒヤシンスの水栽培は、花持ちがだいたい2週間ほど。植え付け時期に差をつけておけば、ピンクが終わったあと入れ替わりでブルーが咲いて、両方で1ヶ月弱、花を楽しめます。

左はワインのデカンターに植え付け。クビのところに球根がスポっと収まりました

1月12日。クキがぐ〜んと伸びてきた

めいっぱい花びらが開いて、満開。このあと、少しづつ花は痩せて、終わっていきます。

ブルー(左)はまだまだこれから。

花が傾いてきたら、背の高いグラスに入れ替えて。意外と強い根っこが支えて、バランスが取りやすくなります。

最初の花が終わったら二番花が咲くかも

最初の花が終わったら、クキ元から切り落とします。その時よ〜く奥をのぞいてみると、二番花のつぼみが見つかることも。一番花ほどの勢いはないけれど、かわいい花と爽やかな香りがもう一度楽しめることも。

二番花が咲いたので、小さなガラス容器に移し替え

ヒヤシンスの水栽培。ホントに簡単!

結局、植え付けてから花が終わるまでにやったことといったら、合計3回、少し水を足しただけ。球根は養分の宝庫なので、肥料は不要。

あとは、毎日成長ぶりを見守り、眺めるだけ。

まだまだ寒いこの時期、ヒヤシンスを室内で育てれば、ひと足早く春の予感。

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