芍薬の咲かない問題は、つぼみをモミモミで解決!

芍薬の花アップ

5月、芍薬の季節がやってきました!

赤、紫、オレンジ、白、黄色、ピンク。色とりどりの豪華な花とほのかな香り。特別感のある花ですよね〜

芍薬の固いつぼみ。そのまま咲かないことも。。

3本や5本で売られる芍薬の花束には、咲き始めた花だけでなく固いつぼみも混じってます。

何もしないと、つぼみは固く閉じたまま。茶色く変色して咲かずに終わってしまうことも多い。

芍薬の花束を全部咲かせよう!

私が住む横浜市青葉区には昭和初期から生産する芍薬農園があり、毎年畑で直売があるんです。生産者さんに伺ってみると、「蜜が出たら拭いてあげて、つぼみをモミモミすれば咲く」

本当に!?

はい。これが本当に咲くんです。工程はコチラ。

1. 葉っぱを最小限にカット (花に十分、水が吸収されるように)
2.蜜が出ていたら、濡らしたキッチンペーパーでぬぐい取る
3.水切りする (水切りのポイントはコチラ
4.花瓶に生ける
5.つぼみをモミモミ。咲くまで何回も、根気良くモミモミ
6.咲いた!

5本の花束には固いつぼみがふたつ

5本900円の花束。すでに咲き始めた花の中に、固いつぼみが2つ混じってます。

買ったその日はこのまま、花の姿を楽しみました。

翌日、つぼみが開く気配がない。葉がしおれかけていたので、水揚げを良くするためクキを短くカット。小さな花瓶に生け直しました。ここから、「つぼみをモミモミ」スタート!

こんなふうに、つぼみの固い芯をもみほぐす感じでモミモミ。

花の様子を見ながらだけど、力を入れてグイグイやっても結構大丈夫

花の前を通った時など数回にわたってモミモミしたら、何度目かに芯がほぐれてふわ〜っと花びらが広がりました。

白い方は咲いたので、次は紫。花びらの中に埋まっている芯をモミモミします。

大胆にやっちゃってもOKでした

紫の方は、もともと花芯が中心から外れてイビツだったんだけど、見て!

ここまで咲きました。

これだけ咲けば、満開と言ってもいいですよね

買った芍薬がぜ〜んぶ咲くと、とっても嬉しい

この方法を試したつぼみは全部咲きました!

買ったその日からモミモミしてももちろんOK。葉っぱがキリッとして水が上がっていれば、クキを短くカットする必要もありません。

すぐに咲かなくても、根気良くモミモミを繰り返せば、数日で開花することもあります。とにかくポイントは、「咲くまでモミモミする」こと!

こっちの花束も「つぼみをモミモミ」で全部咲いた!

芍薬の根っこは薬効が高く、葛根湯や芍薬天草湯などメジャーな漢方薬に配合されているそう。やっぱりパワーのある花です。

大好きな花。ぜひやってみて!

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