スーパーで買ったサツマイモで苗づくり!7月からベランダで袋栽培開始。冬までに収穫できるかな?

毎年サツマイモをベランダで袋栽培しています。

サツマイモは乾燥に強く、虫があまりつかず、丈夫な上に手間もかからずで、意外にもベランダ栽培に向いています。

しかし、最近ちょっと面倒なのが苗の入手

近所のJAが苗の販売を終了してしまってから「苗難民」に。ネット通販で苗が買えるのは便利だけど、4月ごろから通販サイトをチェックして、予約が必要。宅配時は在宅して受け取るなど、結構神経使います。

苗は最低10本からの販売だから(お店もネット通販も)ベランダで1〜2本育てる時は、あまってしまうのも気になってました。

ニンニクみたいにスーパーで買って、必要な分だけ自分で苗が作れたらいいのになあ。。

そんなワタクシに、チャレンジの機会が到来

偶然芽が出たサツマイモから、自分で苗を作って7月中旬に植え付けました。普通なら植え付けは6月上旬だから、約1.5ヶ月遅いスタート。サツマイモは植え付けから収穫まで約120日かかる。とすると、収穫は11月中旬ごろ。なんとか、イケルかな!? 

実験です!

サツマイモの苗はなぜ自分で作れないのか?

ジャガイモって、ちょっと置いておくだけですぐ芽が出ますよね。6〜20°Cぐらいの気温で萌芽するので、春先、室内に置いておくだけで芽が出ちゃう。

一方、サツマイモは温度25°C以上、湿度80%以上という高温多湿の環境に置かないと芽が出ない。中々そんな環境を24時間保つことは難しい。プロの農家さんは、堆肥に稲ワラやもみ殻を入れ、発酵熱を発生させてサツマイモの芽出しをしているらしい。

その上、種イモは、約50°Cのお湯に40分つけてあらかじめ消毒するなど、まあ、一般人には中々ハードルが高いのです。

農林水産省:サツマイモ育ててみよう

スーパーで買ってきたサツマイモに芽が出た

今年(2023年)6月上旬から中旬にかけて、私が住む横浜市では気温25°C以上の日が何日か続きました。そんなある日、買ってあったサツマイモの端っこに、小さな、でも固いツブのようなものが出てきた。

サツマイモの芽でした!

芽が出たイモの先端部分を切り取って水栽培したところ、芽だけではなく根も出てきました。

品種は「紅はるか」

6月下旬、種イモをプランターに植えつけて苗づくり

サツマイモの苗は、種イモを育てて伸びてきたクキを切り取ったもの。クキの節から新たなイモが育ちます。要は、挿し芽の要領で増やす感じですね。

苗が育ったら、切り取って袋栽培します

小さな芽だけ残して、土をかぶせました。土は普通の培養土。

よ〜くみないと分からない、小さな芽

種イモから葉っぱとクキが伸びてきた

種イモを植え付けてから10日後、17日後と順調な生育ぶり。こんなに大きくなるなんて。すご〜い。

いよいよ、苗の切り取り

そして、こちらが24日後の姿。一番背の高い苗を2本、根元から切り取ります。

本音を言えば、もう少し育ってから切りたいところ。でも収穫時期を考えたら、これ以上待たない方がよいと思いました。冬になる前に、収穫しないとね。

切り取った苗の長さを測ってみると、22㎝と24㎝でした。30㎝までは行かなかったけど、まあまあですかね。

袋に植え付け

土はあらかじめ一週間前から準備していました。

苗の植え付け、詳しくはコチラの記事で→ サツマイモを袋に植え付けました!秋はベランダでいも堀り

2本の苗をなるべく水平にして、向かい合わせで植えました。

まだ根がないので、すぐにくったり、しおれてしまう。一週間ぐらいすると根が張って、葉がピーン!と立ってくるはず。

冬が来る前に、収穫間に合うかな?

どうでしょうね〜。

なんにもしてないのに、自ら芽を出したサツマイモの強い意思と、ポテンシャルに期待するしかありません。

頑張れ、サツマイモ!

収穫の様子はコチラの記事で→ スーパーで買ったサツマイモから芽が出て、育って、ついに収穫!

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