【おひつ】ご飯は冷めてもおいしい!炊いたらおひつに入れるだけ。いつでもすぐに、おいしいご飯

木製のおひつに入れたご飯は、いつでもフタを開ければ食べられる

ご飯を炊いたらラップに小分けして冷凍、食べる時はレンチン。それが当たり前だと思ってました。

しかし!おひつを導入して、冷やご飯のおいしさ再発見。

レンチンご飯は、アツアツだけど水分が多くてペタっとしてますよね。おひつで冷めたご飯は、ちょうど良いもっちり感。ラップ臭の代わりに、ほのかな木の香り。冷めてもご飯がおいしい!おにぎりも握りやすいです。

炊いておひつに移すだけで、常温で3日以上持ちます(夏場を除く)。つまり、おひつのフタを開けるだけで、いつでもおいしいご飯が食べられる。

もうラップ&レンチン必要ないじゃん!

「おひつ」とは

「おひつ」を漢字で書くと「お櫃」。櫃とはフタのついた容器のことで、お櫃は「飯櫃」とも呼ばれ、次第に「おひつ」になったよう。

なんと平安時代末期から1960年代に保温ジャー付き炊飯器が登場するまで、約850年以上もずっと使われてきた台所道具です。

昔、かまどの直火でご飯を炊いていた頃は、ご飯をそのまま釜にいれておくと焦げたり硬くなったり。そこで、炊き上がったらおひつに移して保存していたんですね〜

おひつは、サワラや杉、ヒノキなど香りが良くて抗菌作用のある木で作られていることが多い。木がご飯の湯気や水分をほどよく吸収・放湿して乾燥を防ぎます。フタから水滴が落ちることもなく、ちょうどよい湿度でご飯を保存。

ワタクシは毎回2合ご飯を炊くので、おひつは3合サイズ。ご飯の量のワンサイズ上を選ぶのがおすすめです。

おひつの使い方、とってもシンプル

炊き上がったご飯を、、、

今日は玄米を炊きました

さっくり混ぜて、、、

上下を返すように混ぜます

全部おひつに移すだけ!

これだけ

フタをして保存。

フタがじんわりあったかい

これで夏場以外なら3日は持つ。

見た目も、何とも言えない貫禄あり

ちなみにお手入れは、水で洗うだけ。固くなったご飯がこびりついていたら、水を張ってふやかしてから洗うとラク。

濡れたままにしておくとカビの原因になったりするので、ふきんで拭いたあと、中が乾くまでフタはしないで放置。直射日光には当てないで。

炊きたてご飯とおひつご飯を比べてみると

左が炊き立てご飯で、右がおひつで3日保存したご飯。見た目はほとんど変わらない。

ご飯がカビるまで放置したことはないですが、月曜日に炊いたご飯を木曜日のお弁当に持って行ったことも。日にちが経つと、もっちり感が多少引き締まった感じになります。おいしさは変わらず。

おひつ導入で、ご飯の消費量が増えた!

常温で3日以上もご飯が保存できて、レンチンもなんもしなくても、フタを開ければおいしいご飯が食べられる。

気がつくと、ご飯を炊く機会が増えて、お米の消費量が増えていた。

さすがに、平安時代から使われてきただけあるよなあ。

こんな便利なものがあったとは。昔の人の知恵ってやっぱりすごい。

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