マクロレンズで!グ〜ンと被写体に近づいたら、見えないものが見えてきた(α7lll)

2021年の8月、初めて購入したマクロレンズは、SIGMAの「105mm F2.8 DG DN MACRO Art」。使い始めて約2年が経ちました。

当初は、マクロレンズは「小さいものを撮る専用レンズ」と思い込んでいました。「マクロ」なんだからと、料理、花、モノなど小さめのものばかり撮っていた。

マクロレンズは三脚を使うもの、という思い込みもありました。毎回三脚立てて撮影して、それがおっくうで、しばらく使わない時期もありました。

マクロレンズは手持ち撮影もできるし、人や風景も撮影できる。その上、マクロレンズならではの特性を活かして、イラストのような写真も撮れる。

一本持っていると、写真で表現できることがグッと広がります。例えば、、

  • 背景をボカシて、被写体を強調することができる
  • 遠くにいる被写体を、大きく撮影できる
  • 水にたらした油の油膜など、イラストみたいな写真が撮れる

これまで、α7iiiで撮影してきたマクロレンズの作例をまとめてご紹介します!

イラストみたいな写真

そう、まさにこんな写真。これ、イラストじゃないんです。

ピンク、グリーン、イエローの色紙を使いました

平らな台に色紙を敷き、そこへタンブラーを二つ、伏せて置く。水を張ったガラスのオーブン皿を載せて、サラダ油と食器用洗剤をひとしずく。菜箸でかき回して、水面をマクロレンズでのぞくと、油の水玉が。色紙の色を変えると、水玉も違う色に変わります。

こちらは白い紙を敷きました

これは、ガラスの皿にトマトとぶどうを半分に切って浮かべて、同じように撮ったもの。

撮影風景はこんな感じ。何色の紙を敷くかは、写真のイメージに合わせて選んで。

この撮影はピント合わせが大変。三脚は必須

この撮り方は自分のアイディアではなく、ナショナルジオグラフィック社が発行するブライアン・ピーターソン著「プロの撮り方」シリーズ「想像力を極める」という本に紹介されていたもの。

楽しいマクロレンズの使い方ですよね!

背景をボカシて、被写体を強調

マクロレンズも、人や風景が撮影できる。

私のマクロレンズの焦点距離は105mm。かなり画角が狭くなるけど、その分遠くの景色が拡大されて写ります。焦点距離が長くなるほど、ピント位置の前後がボケるので、印象的なポートレートが撮れるんですね。

前後の花がボケて、女性の後ろ姿がクッキリ

遠くから大きく写す

これは、かなり遠くから撮影した写真。105mmという焦点距離を望遠レンズとして使えば、遠くの被写体を引き寄せたような写真が撮れる。

遠くからでも、シャープに撮れる

もちろん、料理や花も!

元々、私がマクロレンズを買おうと思ったキッカケはシズル感のある料理が撮れる、と聞いたからでした。料理は、マクロレンズの得意分野。

ホットケーキとはちみつ
エッグベーカーで焼いたミニホットケーキの上に、とろ〜りメープルシロップ

そして、やっぱり花。

大きくクッキリ撮れて、背景がふんわりボケるので、アート作品みたいになります。

花の撮影に行く時、マクロレンズはマストアイテムになりました。ちょっと荷物が増えるけどね。

芍薬の花アップ
芍薬の花の、どアップ。花びらのテクスチャーと色がなんとも言えない

マクロレンズをもっと使いこなしたい!

ぐ〜んと被写体に近づくことができるマクロレンズ。見えなかったものが見えてきて、新しい発見、新しい表現、知らなかった被写体の姿に出会えます。

もっと使いこなして、使い倒して、いろんな写真を撮りたいな。

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