NHK Eテレ 「デザインあ」 デザインでモノに心が生まれたら

NHK Eテレで、土曜日朝7時から放送している15分番組「デザインあ」。5分版は月曜〜金曜の朝7時25分から放送(15分版の短縮・再放送)。本放送が始まったのは2011年。今年で放送10周年です。

“人とモノ、人と人との関係を より良くつなげるためのさまざまなデザイン。 「みる」「考える」「つくる」というデザイン的な思考を、映像と音楽で楽しく伝えます。”  NHK番組ホームページより

ジャンルとしては、子供番組なんです。

でもでも!実際は、子供も大人も関係なく、いろんなアイディアでデザインの心を伝えてくれる番組です。最近デザインに興味があるので。夜寝る前、リラックスして録画を見ています。

色んなコーナーで構成されている「デザインあ」

「デッサンあ」というコーナーでは、子供から大人まで、年齢・性別・国籍・有名無名関係なく(いつもタレントさんなど有名人が混じってます)、12名がモデルさんを囲んでデッサンします。完成したデッサンは同じ主題を描いているのに、ひとつひとつ全て違う。

みんな世界にひとりだけ存在している人間で、その心は本来なにものでもない、自由なものなんだなあ〜と感じさせてくれます。

デザインと自由はとても関係が深い

現代に続くデザインが生まれたのは19世紀の産業革命の頃だそう。それまで世界は封建時代。服装も所有物も階級によって決められていて、自由に選ぶことはできなかった。だから現代デザインの歴史はそれほど古くなく、だいたい200年ほど。

庶民も自由に選べるようになった、工業生産のプロダクト(モノ)が現代デザインの進化のきっかけなんですね。

だからデザインとモノはとても関係が深い

まわりを見渡せば、私たちはたくさんのモノに囲まれて生活してます。デザインの語源はラテン語のdesignare、「計画を記号に表す」つまり図面に書き表す、という意味だそう。問題を解決する方法を考え、それをモノによって実現する。

確かに全てのモノには役目があり、形や色にもすべて理由がある。あまり考えたことなかったけど。

引き出しの中のスプーン、フォーク、ナイフ

私のお気に入りのコーナーが、「言いたいことがあります(キッチン編)」。「鈴木さん」という独身男性のキッチンの引き出しにいるスプーンさん、フォークさん、ナイフさんがあれこれ語り合い、時に疑問や不安を感じながらも最後は人間の口に食べ物を運ぶ、その役目に喜びを感じて前向きになる、という4分のコーナーです。

モノに心があるなら。

こんな風に話し合って、助け合って、人間の生活を支えてくれているのかなあ。確かに私たちの生活は、モノなしには成り立たない。モノを大事にしなくちゃ、と楽しく反省させてくれます。

ナイフさんは、3人の中でもわりかし担当業務が少ないんですね。ハンバーグぐらい。「自分には仕事がない」と嘆いて自暴自棄になるシーンがあります。役目を果たすために生まれてきたモノを、使ってあげないのはダメですね。再度反省。

私はひとり暮らしなんですが、いろんなモノたちに支えられて生活してます。だからひとりじゃないかも。

「デザインあ」は、モノへの敬意と自由な発想が満載の、すてきな番組です。

NHK Eテレ「デザインあ」土曜日 07:00 – 07:15 月〜金 07:25 – 07:30

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