新しいカメラを買いました!フルサイズのメリット、画素数の考え方。α7iiiかα7Riiiか。α7Cも登場して、、

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今まで、写真はずっとソニーのα5100(2014年発売)で撮影してきました。APS-Cセンサー搭載で軽量コンパクト。「この機能なんだっけ?」なんて時も、わかりやすい説明が液晶画面に表示されるので大助かり。初心者に最高のミラーレスカメラです。

しかし、最近電源を入れてからメニューが立ち上がるまでに結構時間がかかるようになってきました。私のカメラはα5100だけ。突然壊れたりしたら撮影できなくなってしまう。

SONY α5100
α5100
(レンズはSIGMA 56mm F1.4 DC DN)

そこで、今後メインとなる新しいカメラを買いました!

初心者だった私が、次に買うカメラは何を選んだらいいのか?写真ブログサイトに掲載する用途をメインに考えた、カメラ選びのポイント。でも高機能カメラだから良い写真が撮れるわけじゃないってことなど!

35mmフルサイズセンサーは決めてました

このサイトに掲載する写真にはこだわりたいし、写真学校の課題提出もありますから、次に買うのは今までより高画質なカメラ、と思ってました。

35mmフルサイズのセンサーは、APS-Cセンサーと比べて約2.6倍の大きさ。そう、センサーが大きいと、画質はよくなるんです。

  • より広い範囲が写せる。
  • ボケ量が増える。
  • 色のグラデーションがきれい
  • 暗くてもノイズが少ない

しかしセンサーが大きくなると、カメラも大きくなります。フルサイズカメラの重さはAPS-Cカメラと比べて約1.56倍。|フルサイズセンサーとAPS-Cセンサーの違いとは?Sony

カメラだけでなくレンズも、フルサイズ用の方が重い。

これからは、カメラ・レンズ合わせて1キロ以上の重量を支えてシャッター切ることになるんですね。手と腕、頑張らないと。

画素数は多い方が高画質なの?

次は画素数の検討。

私のα5100、画素数は約2430万画素です。次に買うカメラは、画素数も単純にもっと多い方がいいと思ってました。そこで、フルサイズセンサーで約4240万画素のα7Riiiに決めて、ソニーストアへ実機を見に行きました。

しかしそこでストアスタッフの方が教えてくれたことは、、、

画素数が多い=高画質。ではない、ということ。

画素とは、デジタル画像の最小単位です。フルサイズセンサーは3.6㎝ x 2.4㎝=8.64㎠の大きさ。そこに小さなモザイクタイルが2430万個もしくは4240万個敷き詰められているイメージ。タイルひとつが1画素。

もちろん、タイルの数が多くて細かければ、髪の毛まで細密に描写したり、色のグラデーションがきれいに表現できる。もし100インチぐらいの大画面で写真を見たり、大きくプリントしたり、画像の一部を切り取って大きく見せる(クロッピング)なんてことをするなら、その実力がシッカリ発揮できる。

逆に画素数が多いとデメリットもある。画像ファイルの容量が大きくなってしまう。2430万画素のRAW画像は25MBぐらいだけど、4240万画素だったら倍以上の容量に。SDカードがすぐパンパンになってしまいそう。ファイル容量が大きくなると、パソコンも高性能でないと動きが遅くなる。

画素数が多いとピントを合わせるのも大変。ブレてしまったら、4240万画素の実力が返ってアダになってしまう。

また、タイルの数が多くて、タイルひとつひとつの面積が小さくなると、光を取り込む力は弱くなる。暗いところでの撮影は、タイルの大きさが大きい、つまり画素数が少ないセンサーの方が有利。

写真ブログはパソコンかスマホで見る人がほとんど

結論。写真ブログ用なら、4240万画素は不要。

ストアスタッフの方は、「画素数の多いカメラを買うってことは、スーパーカーを買うようなもの。パソコンもレンズも高機能が求められるし、ずっと高級品を提供し続けなければならない。」「2420万画素のα7iiiにして、浮いたお金でレンズ買った方が写真の表現力はアップしますよ。10月6日までキャッシュバックもやってますから、さらにお得です。」

なるほど。確かに、フルサイズのカメラ買うなら、フルサイズのレンズも買ってキレイにボケた写真を撮りたい。お得な方が助かる!

α7iiiを触らせてもらって、持った感じの重さもOK。ほぼ決まりと思った時、ストアスタッフさん、「やっぱり重さって気になります?」

ええ、重いと大変ですから。すると、最後にαのウェブサイトを見せてくれました。

ここでダークホースα7C登場!まだ決定には至らず

「これ、知ってます?」

そこには、「新しいコンセプトのカメラを近日中に発表」というニュースが。「僕もまったく内容知らないんですが、新しいカメラがもうすぐ出るみたいですよ」と。「私にも使えそうなカメラですかね?」「どうでしょう。可能性はあるんじゃないですか。」

その日は結局ここまでにして、カタログをたくさん頂いて帰りました。

その新しいカメラが、α7C(2020年10月23日発売予定)。フルサイズで2420万画素というスペックはα7iiiと全く同じ。でも、もっと小さくて軽い。世界最小・最軽量のフルサイズカメラシステムだそう。

いやあ、軽いのはとっても気になる。どっちを選べばいいんだろう。。

カメラのことはイルコさんのYoutubeに聞け!

昨年から写真学校に通っている私ですが、写真学校ではカメラのことはあまり教えてくれません。ひたすら「伝わる写真」について学んでいます。

でも、写真はカメラで撮るもの、カメラの知識も必要。私のカメラの先生は、Ilko Allexandroffさん、つまりイルコさんのYoutube動画です。

イルコさんは、αやキャノンを愛用するポートレートフォトグラファー。彼のYoutubeチャンネルには500以上もの動画がアップされており、カメラや機材の話、撮影のテクニックを初心者にも分かりやすく解説してくれてます。時には、視聴者の写真をイルコさんがRAW現像するイベントをライブ配信することも。

イルコさん、早速α7Cとα7iiiを比較した独自のコメントを配信してくれました。Sony A7C出たけど。。。何点かが!新しいめっちゃコンパクトなフルサイズミラーレスカメラ!写真撮影というより、動画のカメラとしては優勝!そして、買わない理由話します【イルコ・スタイル#510】

α7Cは、動画用途が充実したユニークなカメラ。Youtuberがどこにでも持ち出して、フルサイズのボケ味や色の美しさで動画配信するならまさにコレ。でも、動画より写真に重きを置くユーザーには、ちょっと扱いにくいところがある。

  • SDカードがシングルスロットのため、バックアップがとれない
  • ビューファインダーの位置がセンターより左側のため、見にくいかも
  • カスタムボタンがひとつしかない
  • シャッタースピードの最大値はα7iiiの方がまさっている

私はストロボ使っていないのですが、ライティングの設定でもα7iiiの方が有利な点があるようです。

新しいカメラは、フルサイズ2420万画素のα7iiiに決定

ついに決定!

新しいカメラはソニーのα7iii(2018年発売)。注文の翌日には届きました。さっそくイルコさんの動画を見ながら設定しています。Sony α7R3 & 7III の私のポートレートカメラマンとしての設定 / カスタムボタン / ファンクションメニュー & 全体的な設定 / ソニー【イルコ・スタイル#215】

α7iiiは、4つあるカスタムボタンやその他のボタン、ダイヤルに自分の好みの機能を割り当てることができるんですね。慣れればかなり便利。覚えることがたくさんあって頭のトレーニングにも良さそう。もう初心者じゃないんですね〜。

カメラが若干お得に買えたので、思い切ってレンズも購入しました。憧れのSigma Artライン「Sigma 35mm F1.4 DG HSM Art」です。

高機能高画質のカメラがあれば、良い写真が撮れる?

残念ながら、そんなことはありません。。。

写ルンですだってピッカリコニカだってすごく良い写真は撮れますもんね。

新しいカメラは優秀な助手という感じ。助手がどんなに優秀でも、写真を撮るのは自分。何を撮るのか、何を伝えるのか、それが一番大事。

まだまだα5100も使いますよ!

これからは身軽に撮影したい時はα5100、こだわりの一枚を狙うときはα7iii。2台を使い分けて、たくさん「伝わる写真」を撮影したい。

関連記事:2台目のカメラを買いました!α7iiiとLeica Q2のコンビネーションはバッチリ

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