動画なのに動かない!?動画撮影で大事なこととは

私がレンズ交換式カメラを使い始めたのは2014年発売のα5100(ソニー)から。

今年(2024年)で10年が経ち、使うカメラはα7iiiLeica Q2へと変化してレンズも増え、いろんな写真をたくさん撮影してきました。

しかし!

この10年間、私はカメラの機能の半分しか使ってこなかった。

そう。カメラに当たり前のように搭載されている動画撮影機能をまったく使っていなかったんです。

かと言って、スマホで動画撮影することもなかったし、つまり動画はいっさいやったことがなかった。

友達が手伝っているイベントにボランティアカメラマンとして参加するようになり、彼女から「イベントの様子を動画でも残したいんだけど、、できる?」と聞かれて、「え〜っ!やったことないよ〜」と答えつつも、頭の中では(動画!?ふ〜ん、、やってみようじゃん)という気持ちが出てきた。

このブログ「坂や丘のある町 walk along」でも、記事の内容によっては「動画だったらもっと分かりやすく説明できるんだけどな〜」と思ってたので、ある意味ちょうど良く背中を押してもらいました。

ついでにGoPro HERO 12も購入!

動画撮影は敷居が高い?

動画撮影に私が抱いていた思い込みは、例えばこんなこと。

  • 動画は、設定が難しそう
  • 動画は、照明やマイクなど機材がいろいろ必要そう
  • 動画は、覚えなくちゃならないことがたくさんありそう
  • 動画は、撮影だけじゃなく編集にも時間がかかりそう

確かにそういう面もあるにはあるけど、動画は写真の集合体なので(パラパラ漫画みたいな感じですね)、写真をやってれば分かることも多かった。

撮影はカメラと三脚があれば、まずはOKだし、写真と違ってあまり設定の選択肢が多くないので、ポイントをちょこちょこっとメモしておけば、同じカメラ内で写真から動画へスムーズに設定変更できる。

動画編集に関してはソフトの使い方を覚える必要がありますが、やってみるとフォトショップほど複雑じゃないし、案外できちゃう。

まずは思い込みを捨てて、やってみることが大事なんだな〜、と思いました。

ということで、メーカー主催の無料講座をフル活用して、動画デビュー。

ブログの記事に動画を埋め込むため、Youtubeチャンネルも開設

GoPro HERO 12を買いました!

ブログ用なら、自宅でα7iiiを三脚に据えてじっくり撮影。でも、イベントや外出、散歩中など、被写体やシーンがどんどん変化していく場での撮影は、重いカメラやレンズを載せて三脚ごと素早く移動することは難しい。

そこで、気軽に動画を撮影できるGoPro HERO 12を購入。

手持ちでもブレない撮影ができる!

とってもコンパクトで軽量なのに、5.3Kや4KのHDR高解像度ビデオが撮影できるGoPro HERO 12。なにより注目したのは、360°水平ロックできる手ブレ補正機能。

見やすい動画は、ブレや傾きのない安定した撮影が一番大事じゃないかな〜、と思います。だから可能な限り三脚や、ジンバル(動きながら撮影する時)などを使ってブレないように撮影しますが、GoProの手ブレ補正機能はシーンの動きやスピードに合わせてブレを補正する上、カメラを360°動かしても水平を保つので、手持ちでもブレの少ない撮影ができるんです。

散歩中に、Leica Q2で写真を、GoProで動画を撮っちゃう

カメラのホットシューに取り付けられるマウントアクセサリーを使えば、カメラ(Leica Q2)とGoProが一体化。散歩しながらLeica Q2で写真、GoProで動画を撮る、ということができてしまう。

マウントをホットシューに差し込んで、指でくるくる締めればOK

正面から見るとこんな感じ。

同時に写真と動画を撮ろうとすると微妙にどちらかの視点がずれるので、ちゃんと撮影する場合は狙って撮った方がいいけど、一体化して持ち運べるのは便利。

動画撮影は動いちゃダメ!

動画は「ブレや傾きのない安定した撮影」大事。しかし、これがいかに難しいか!

ついつい自分が動いちゃうんですよね。

例えば風景を撮影してても、いろんな景色を撮りたくて、カメラを回してみたり。すると、こんな見ずらい画になってしまう。


ここぞ、と決めたらあとは動かない。じっと直立してフレームの中の被写体が動くのを待つ。被写体が自由に動いて、時にフレームの外に出て行ってしまっても、カメラは振り回さない。

これがホントに難しい。

もしカメラを動かす必要があったとしても、ゆっくり、ゆ〜っくり動かさないと、やっぱり見ずらい画になってしまいます。

自分が動かず、被写体の動きに任せる。相手のポテンシャルに任せる。

動画を始めて一年経っても、いまだに撮影した動画を自宅で見直して「まだガマンが足りないな、、」と思うことがしょっちゅうです。

どうしても、マイペースで自分が動いてしまう。見る人のペースに合わせたゆ〜っくりのカメラワークができない。

「相手に合わせる」。なんか、撮影技術だけじゃなく人生訓のよう。

こちらのアゲハ蝶の動画は、かなりガマンしたほう。

写真も動画もできると、楽しい!

同じシーンでも、写真と動画は別物の表現力。基礎的なことは一緒だけど、伝わるものは、それぞれ異なるのが面白い。

当ブログ「坂や丘のある町 walk along」では、写真と動画、そして文章で楽しいトピックを毎週お届けしていきます。

冒頭で友人に依頼されたイベントの動画はGoProで撮影して、なんとか仕上げて見てもらうことができましたよ〜

関連記事:マクロレンズで!グ〜ンと被写体に近づいたら、見えないものが見えてきた(α7lll)

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