【ベランダで野菜栽培】生育がイマイチな時のチェックポイント3つ!①種が古い ②土が古い ③虫がいる
ベランダでいろんな野菜を育てています。
スペースに限りがあるベランダで、少しの野菜を手間暇かけて育てるからには、ちゃんと収穫して、おいしく味わいたい。
でも、野菜の生育があまり良くない時ってありますよね。
種まきや植え付けの時期も合ってるし、水や肥料もやってるし、気温や日当たりもOK。それなのに新芽が出ない、花が咲かない、実がつかない、葉が黄色く枯れてきた。。なぜ?
そんな時、ベランダ栽培特有の、ちょっとしたチェックポイントがあるんです。
1. 種が古い
ベランダの野菜栽培だと、タネをひと袋使い切るってあまりないですよね。ついつい、使い切れなかったタネを保存して、翌年使いたくなってしまう。
しかし!タネには有効期限があります。
タネは保存中でも、少しづつ養分を使って生きているんだそう。養分を使い果たした古いタネは発芽できません。
せっかく準備して栽培を始めても、古いタネのせいで発芽しなかったら悲しい。タネは有効期限内のものを使った方が良いですね。
2. 土が古い
土もベランダ栽培では悩ましいトピックです。土をごみとして収集しない自治体も多く、
- 買ったお店に引き取ってもらう
- 土の回収業者に依頼する
- 自分で土を消毒して再生させる
など、どれも手間がかかります。
Plantia | magazine for loving plant by HYPONeX : 古い土、どう処分する?再生方法はあるの?
しかし古い土には虫や病原菌がひそんでいる可能性があり、連作障害も心配。
下の写真は、2年前の古い土を使った袋栽培のサツマイモ。立ち枯れ病にかかって枯れてしまいました。立ち枯れ病は、もともと土の中にいる細菌(放線菌の一種・カビ菌)によって発生する土壌障害です。
古い土には、リスクがあるんですよね。
関連記事:袋栽培のサツマイモが立ち枯れ病に。苗を抜いて原因徹底究明!
3. 虫がいる
ベランダに出没する虫もいろいろですが、「見えない虫」との闘いはやっかい。
青虫やアブラムシ、ハダニなどは昼間盛んに活動するから見つけやすく、すぐに駆除行動が取れる。
見つけにくいのは夜盗虫と、黄金虫の幼虫。
夜盗虫は昼間土の中に潜っていて、夜になると葉っぱを食害します。怪しいな、と思ったら、夜カンテラの灯りで野菜をよ〜く観察。見つけ次第、ハサミで半分にちょんぎってしまいます。
黄金虫は、春〜夏に卵が産み付けられ、冬を越して翌春に成虫となります。その間、ずっと幼虫がプランターの土の中にいるので、気づきにくい。天敵もいないので、幼虫は思う存分植物の根を食い荒らし、枯らしてしまいます。
- 生育が悪い(新芽が出ない、落葉するなど)
- 鉢土が柔らかくなってきた
- 鉢土の乾きが悪い(根が水を吸えていない)
- 株がグラグラしてきた
こんな時は要注意。
私は、春・夏に育てる野菜は、植え付け時必ず黄金虫避けの薬剤を土の表面にまきます。薬剤の効き目は約1〜2ヶ月なので、その後も継続して散布。これでかなり効果あり。
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まとめ
ベランダの限られたスペースで育てる野菜たち。教わった通りやっているのに生育が悪い時は、ちょっと考えてみる。
古い種、古い土、プランターの中に潜む虫。どれもベランダ栽培にはありがちだけど、原因としては忘れがち。
もちろん、生育不良の原因は他にもたくさんあるけれど。
やっぱり、毎日野菜の顔を見て、観察を怠らないこと。これが一番大事で、実は一番難しい!