新宿御苑のガラス温室は真冬でもあったか〜。ぐるぐる3周歩いて、南国の花や植物をライカQ2で撮影
2022年2月下旬。真冬に南国気分を味わおうと、新宿御苑のガラス張り大温室に行ってきました。
入口の自動ドアを通ると、真っ白なブーゲンビリアが幾重にも重なり、南風が吹いてくる。ガラス越しに差し込む低い冬の日差しがハスの池にきらめいてる。天井から足元の地面まで、さまざまな植物がひしめいて、どれがどれだか探し当てるのも楽しい。
順路は普通に歩いて1周30分ぐらい。最初は「うわ〜」と驚きや珍しさの連続。そのまま2周目、今度は撮影メインで回り、最後の3周目は心ゆくまでゆっくり歩きました。
3周回ったら気持ち良く汗かいちゃった!脱ぎ着がしやすい服装がオススメです。
カメラは使い始めて2ヶ月のLeica Q2 。広く撮ったり、マクロモードで寄って撮ったり、Q2の機能をいろいろ試せる撮影になりました!
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新宿御苑 温室のプロフィール
新宿御苑 温室 | |
開園年 | 1875年(明治8年)に建てられた旧温室がルーツ 現在の温室は2012年に完成 |
面積 | 約2,700m2 |
三脚使用 | 使用を制限する規則は見当たらず。商業撮影、モデル撮影はNG。 |
アクセス | 東京メトロ丸の内線 新宿御苑前駅出口2より 徒歩5分(その他電車・バスなど多数の選択肢) |
駐車場 | 普通車200台(120分600円、以後30分毎200円、当日24時まで最大料金2400円) |
指定管理者 | 一般財団法人国民公園協会 |
温室は、東京メトロ「新宿御苑前」が至近
新宿御苑の歴史は天正19年(1591年。今から約430年前!)にさかのぼります。
徳川家康が、功績のあった家臣に「馬を駆け回らせることができるだけの土地」を授けたことが始まり。つまり、とっても広い!
全周約3.5kmもあり、新宿門、大木戸門、千駄ヶ谷門と3つの出入り口があります。
温室は、大木戸門を入ってすぐ。大木戸門は東京メトロ「新宿御苑前」駅出口2から徒歩5分。
入り口を入れば南国の風
自動ドアが開くと、あったかい風が吹いてくる。外は2月の寒さだけど、温室は夏の花が満開。
ブーゲンビリアを下から見上げて。重なりあって咲く小さい花々が視界いっぱいに広がります。
南国フルーツがたわわに実る
順路に沿って歩き始めると、大きな実がぶらさがったレモンの木が。なんとも爽やか!
青いバナナがぎっしり実って、結構重そう。太いクキがしっかり支えてます。
熟したら収穫するのかな?
チョコレートの原料、カカオ。木の幹から直接実がなるのだそう。初めてみました。
収穫は、、、しないんでしょうね。
亜熱帯の森に迷い込んで
そのまま順路を進むとハスが群生する池が見えてきます。
小さい滝が流れ、水のせせらぎが気持ちいい。
橋の上から池を見下ろす眺めは、静かな亜熱帯の森。ガラスを通して差し込む光がやわらかい。
遠くのハスの花を、シャープに撮影できました。Q2の実力!
滝を裏から眺められるスポットがあるんです。シャッタースピードを低くすると、降り注ぐ水が線になる。暖かい雨のよう。
熱帯植物は色もカタチも個性的!
くっきり白抜きされた葉脈が、仮面のよう。赤い小さな花を守っている兵士みたい。
Q2のマクロモードで撮影してクロッピング(画像の切り抜き)しました。花の中心がカマキリの顔のよう、クッキリクリアに撮影できました。
足元にもかわいい花たちが
園芸店でお馴染みの植物も
よく見ると、園芸店でよく見る多肉植物も。室内で育てる観葉植物は、熱帯や亜熱帯原産のものが多いんですよね。
順路は、もと来たブーゲンビリアのアーチに戻って終了。
出入り口のトイレ前には、温室内のみどころを説明するデジタルサイネージが。順路を回る前に全体像を把握しておくのも良さそう。
園内には小笠原や沖縄の植物、仏教由来の植物など特色ある植物を集めたコーナーも。説明パネルが要所要所に立ってます。
温室を出て、冬晴れの新宿御苑を一周
ひろ〜い原っぱがど〜んと広がり、周囲には皇室ゆかりの建物や、和風庭園、風景式庭園など見どころが続きます。国民公園という名の通り、いろんな楽しみ方ができる公園ですね。
葉が落ちて、枝がむき出しになったプラタナス並木。まるでムーミンのニョロニョロみたい。
静かな冬の新宿御苑ををザワつかせる風景が印象に残りました。
Q2は手軽な実力派
Q2は、軽くてコンパクト。なのに、さまざまな描写力を兼ね備えた実力派カメラ。こんなゆっくり歩きの撮影にはピッタリでした。
まだ使い始めて2ヶ月。もっといろんな場所に連れて行って、たくさん写真を撮りたいな〜