初心者も、経験者もグッとくる!写真でできること無限大。ブライアン・ピーターソン著「露出を極める」
私にとって、初めてのレンズ交換式カメラはSonyのα5100(2014年)。軽くて小さくて取り回しやすくて、初心者には最高のカメラ。気軽にいろんな場所に持って行って写真を撮ったなあ。
時がたち、2019年に写真学校に入校。2020年9月にα7iiiを購入。それからカメラバッグを買い、三脚やアクセサリーを買い、ストロボを買い、マクロレンズを買い、Youtubeや書籍からさまざまな撮影ノウハウやテクニックを仕入れ、、この一年で、ずいぶん自分の撮影の幅が広がりました。
でも、思えばα5100を使っていたあの頃。「写真ってこんなにいろんなことができるんだ!」と最初に目を開かせてくれたのが、ナショナルジオグラフィック社が発行するブライアン・ピーターソン著「プロの撮り方」シリーズ。全部で7冊あります。
1 | プロの撮り方 露出を極める | 2013年・2021年 |
2 | プロの撮り方 構図を極める | 2013年 |
3 | プロの撮り方 シャッター速度 | 2014年 |
4 | プロの撮り方 クローズアップ | 2014年 |
5 | プロの撮り方 実践の露出 | 2015年 |
6 | プロの撮り方 想像力を極める | 2015年 |
7 | プロの撮り方 色彩を極める | 2017年 |
特に「露出を極める」は、その他6冊の内容もコンパクトに網羅して、一番先に読んでほしい一冊。作例を全面改定して今年(2021年)新たに刊行されました!
ブライアンのシンプルで力強い言葉と、彼の「好奇心」「探究心」「表現力」があふれるたくさんの作例写真。そして、被写体への愛情。
写真ってやっぱり楽しい。ぜひ読んでみて!
ブライアン・ピーターソンってどんな人?
1952年生まれのアメリカ・シアトル在住の写真家。プロとして40年以上のキャリア、うち30年にわたり写真を教えてきた指導者でもあります。100%オンラインの写真学校 Bryan Peterson School of Photographyを主宰。
ブライアンがポートレートの撮影について解説するショートクリップを見つけました。印象的な作例がいくつも紹介されています。
改訂新版「露出を極める」3つのポイント
1. シンプルで力強いブライアンの言葉が背中を押してくれる!
ブライアンは、読者を写真の世界へどんどん引っ張っていく。
「写真のトライアングル原則(絞り、シャッター速度、ISO感度)」から、レンズの選び方、三脚の重要性、マクロ撮影、流し撮りやフラッシュ、フィルターなど撮影の基本知識を段階を追って説明。順番にページをめくっていけば、知識が身につく。
2. 写真でできることの可能性に気づく!
ブライアンが繰り出すアイディアをヒントに、自分ならどうするか、撮影プランが浮かんでくる。
ポートレート、風景、街角スナップ、夜景や星空、動物、ライトペインティングまで、多種多様な作例が次々と提示され、写真でできることの可能性に気付かされる。
3. ブライアンの写真、やっぱりいい!
いつまでも見ていたくなる、何度も見たくなるブライアンの作例写真。
写真家には「ポートレート専門」「鉄道専門」「風景専門」などその道を極めるひとが多い中、ブライアンの作例はほんとうに幅広い。まったくジャンルが違う写真なのに、どれもブライアンの「好奇心」、「探究心」、「表現力」、そして被写体への愛にあふれている。
「露出を極める」を極めたら、シリーズ全7冊を読破!
「露出を極める」を読んで写真の世界に足を踏み入れたら、次は自分の興味にあった分野を読んでみよう。
初心者にも経験者にも、初めてシャッターを押した時のような「原点」を思い出させてくれる。
ブライアン・ピーターソンの「プロの撮り方」シリーズ、おすすめです!