甘酒と大根で簡単!べったら漬けを手作り。ベランダに置いて味しみる。東京名産のお漬物

べったら漬けは江戸が発祥。日本橋に今も現存する宝田恵比寿神社のえびす講市で売られたのが始まりだそう。今に続く東京名産のお漬物です。当時は塩で下味をつけた大根を米麹と砂糖で漬けたんだそう。

今は、甘酒で簡単にできちゃう大根に塩をして、水を捨てたら甘酒を注いで2〜3日漬けるだけ!

せっかくだから大根を1本丸ごと。漬物容器は大きくてかさばるから、ベランダに置いて保管。氷点下まで温度が下がることが少ない南関東の冬ならでは。

漬けて2〜3日で出来上がり。ほんのり甘くてポリポリ。みずみずしくて、おいしい!

甘酒で作るべったら漬けの作り方

  • 材料
    • 大根1本(今回は970g)
    • 麹の甘酒 :350g(固練り。サラサラじゃなくて、つぶつぶ感のあるもの)
    • 塩:大根の重さの2%〜5%(今回は3%=30g)
    • 昆布、ゆず、唐辛子などお好みのトッピング
  • 作り方
    • 大根を横半分、タテ半分の4つ割りに切る
    • 大根に塩をまぶして漬物容器にセット
    • 2〜3時間して水が上がってきたら、捨てる
    • 大根がかぶるぐらい甘酒を投入
    • 冷蔵庫か、寒い日が続くようならベランダで2〜3日置く
    • できあがり!

べったら漬け作りスタート

漬物容器は、フタに押し板がついていて、ハンドルで圧力をかけられるタイプを使いました。なんといっても大根1本ですから、大きめの容器で。

ベランダで作業開始

大根は片手で持てる大きさをチョイス

大きすぎず小さすぎない大根。ちょうどいい大きさ。

このぐらいの大きさが扱いやすい

大根を4つ割りに

こんな感じで、横半分に切ったら、タテ半分に切ります。

青首大根だから、葉元が緑色

よ〜く粗塩をすり込んで、漬物容器に。

4本目は平らに置けず、上に重ねました

塩の効果で水が出る

大根から水が出るのは塩の浸透圧の作用なので、あまりグイグイ圧力をかけなくても大丈夫。これで、2〜3時間置いておけば、水が出てきます。

このままお買い物へ行っちゃいました

水が上がってきました!

夕方帰ってきたら、ちゃんと水が上がってた

上がってきた水は全部捨てて、大根がかぶるぐらいの甘酒を漬物容器に注ぎます。今回は350gの甘酒、ひと袋でちょうど。この時、昆布やゆず、唐辛子などお好みのトッピングも投入。

ベランダに置いて2〜3日漬ける

最高気温が10度以下の寒い日が続くようなら、かさばる漬物容器はベランダの日陰に置いて。そのまま2〜3日漬け込みます。もちろん冷蔵庫にスペースがあれば冷蔵庫に。

特にかき回したりしなくてOK。置いておくだけ。直射日光はダメ!

漬け込んで2日目

大根がしんなりして、いい感じになってきた!

一緒にこんぶを漬けてます

漬け込んで3日目。できあがり!

麹の甘酒は栄養豊富。水洗いなんてしないで、周りについている甘酒も一緒に食べちゃう。ほんのり甘くて、ポリポリ!みずみずしくて、おいしい〜

大根がこんなに甘くなるなんて〜

出来上がると大根はひと回り以上小さくなっているので、甘酒ごとポリ袋に移せば冷蔵庫でも保管しやすい。あまり長期保存はできないので、10日ぐらいで食べ切るのがおすすめ。

べったら漬け、その名の通り

「べったら」という名前は、もちろん甘酒がべっとり着いているから。江戸時代、市で買ったべったら漬けは縄で括って持ち帰ったそう。その時「ベッタリ着くぞ〜」と若い男性が女性に振り回したのが起源という説が(うちの郷土料理・べったら漬け:農林水産省)。な〜んか、小学生男子みたいですね。

冬だけのお楽しみ

大根がおいしい冬の時期だけ楽しめるべったら漬け。簡単に作れて、大根1本、あっという間に食べ切っちゃう。

気がつけばバレンタインも過ぎて、もうすぐ3月。今年の冬も、あっという間に過ぎてしまうなあ〜

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