【ベランダ栽培】いちごの低温障害!あきらめず2番花を待って、今年もベランダでいちご狩り
2020年11月初旬、マンションのベランダでプランターに植え付けたいちご、2株。2021年6月下旬の今、真っ赤な実が鈴なりに。
実は、3月下旬に咲いた1番花は低温障害ですべて切り落として処分。しかし、あきらめず育てていたら、5月中旬に2番花が咲き、実ったのです。
いちごの苗は寒さに強い。しかし花はあまり強くありません。開花期に気温が下がると低温障害になり、雌しべが黒ずんで実がつかない。
でも苗には影響なし。あきらめず2番花を待てば、収穫のチャンスあり!
マンションのベランダでいちごをプランター栽培する方法はコチラ「ベランダでいちごを育てる3つのポイント。花も実もかわいい!」
今年のいちご栽培は試練の連続
通常、家庭菜園向けのいちご苗は10月に売り出されます。しかし去年(2020年)は種苗屋さんにも、JA(農協)の直売所にも苗がない!買えない!
その理由は、関東のいちご産地で発生した記録的な苗不足。夏場の長雨による日照不足と猛暑でいちごの苗に病害が発生。その影響を受けて、家庭菜園向けの苗もほとんど出回らなかったんですね。
もう今年は植え付けできないのか、とあきらめかけた11月初旬、近所のJA(農協)に宝交早生(露地いちご。ベランダ栽培におすすめの品種)の苗が出たのを見つけて、ゲットしました。
花は咲けども実らない!
植え付けは遅かったけれど、3月末〜4月初旬には、たくさん花が咲きました。いちごは花もキュート。
忘れてならないのは受粉。耳かきのフワフワした部分やメイク用の小さなブラシなどを使って毎朝花の中心を一周くるりとぬぐう感じで受粉させます。
ベランダは蝶もハチもこないので、人口受粉は必須。
ところが!
受粉させたはずなのに、実がならない。雌しべが黒ずんだまま、実が大きくなりません。
小さな実は奇形果に。
3月下旬、いちごの花に低温障害発生
思い起こせば、花が咲いた2021年3月下旬〜4月上旬の横浜は断続的に最低気温が7度台の日が何度かありました。うちは横浜といえども内陸部なので、さらに気温が下がったことでしょう。その一方で最高気温が20度越えの日も。寒暖の差が激しすぎて、いちごの花は参ってしまった。
4月下旬、低温障害を起こした花をすべて処分しました
5月中旬、2番花が咲き始めた!
トラブル続きのいちご栽培。今年は収穫は望めないのか。
すると5月になって2番花のつぼみをつけた枝が伸び始めてきました!
ベランダでいちごを育て始めて6年目、2番花を見たのは初めてです。1番花に十分実がつけば、収穫期に2番花が出てくることってまずないですから。。
2番花が咲き始めた5月中旬と、その2週間後の合わせて2回、液肥を与えました。
うわ〜 6月下旬、真っ赤な実が
露地いちごで6月下旬収穫はかなり遅いですが、やっと実が大きくなりました。
収穫できたのは2株合わせて41個。順調な年は2株で90個収穫しましたので、比較すれば半分以下。やはり、順調とは言えなかった今年のベランダいちご栽培。
でも、ベランダ中に広がる甘いいちごの香り、一日一日大きくなり、色づいていくいちごを見守る楽しみは同じ。
お味はさっぱりした甘さ
売っているのほど粒も大きくないし、カタチも整ってないけれど。半年以上育てたいちごを食べるのは格別。
ちゃんと甘さもあって、後味さっぱり!ハチミツをちょっと足したりして、楽しみました。
いちごが終わると同じベランダでサツマイモを袋栽培するのがいつもの私のローテーション。
しかし今年はサツマイモをお休みして、代わりにオクラの種を蒔きました。オクラは花と実の両方楽しめて、暑い夏にグングン成長する野菜です。
こうしてベランダガーデニングは続いていく!
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