電気を使わず時短&キレイ!ほうき・はたき・ちりとりでササっとお掃除

ここ8年ぐらいお掃除ロボットを使ってました。
便利だったけど、スキマやスミっこ、段差がある場所の掃除は結局自分でやるしかなかった。
準備も結構手間でした。
お掃除ロボットがぶつかりそうなモノをどかし、段差には敢えてモノを置いて落っこちないようにしたり。小一時間ほどもお掃除してくれてる間、結構音がうるさいしね。
ところが昔ながらの掃除道具を取り入れたら、お掃除ロボットの半分ほどの時間で隅々までキレイになっちゃう。スキマやスミっこも問題なし!準備も不要で、音もしない。電気も使わず、エコだしね。
不便なことと言えば、風が強い日のお掃除は避けるぐらいかなあ。
それにしても、昔ながらの掃除の方がお掃除ロボットより時短でキレイになるとは。。。
さっそくお掃除しましょう!
昔ながらのお掃除の手順(我が家流)
- 窓と網戸を全開にする
- はたきで高いところから順番にホコリを落とす
- ホコリが落ちるまで、5分ぐらい待つ
- 網戸を閉める
- 手ぼうきで床全体を掃いて、ホコリを一箇所に集める
- 小ほうきでホコリをちりとりに集める
- スキマやスミっこのホコリを掻き出して、ちりとりに集める
- ホコリを全部捨てて、お掃除終了!
昔ながらのお掃除って自分で考えて動くせいかなあ、とっても楽しいんですよ!終わってみると気分がせいせいして、これまたイイ。
朝食前にササっとお掃除して、キレイな部屋でゆっくりブレックファーストなんて、最高〜。
はたきでホコリを落とす
昔ながらのお掃除の手順は、上から下へが鉄則。
窓と網戸を全開にして、まずは、高いところからはたきをかけます。

ホコリが落ちるまで、ちょっと休憩
部屋中のホコリが床に落ちて落ち着くまで、ちょこっと休憩。

ほうきの出番!まずは「手ぼうき」から
このほうき、全長約80センチの「手ぼうき」。

ほうきって、もっと柄が長い庭を掃くようなほうきを想像するけど、普通の家庭なら「手ぼうき」が手軽で便利、使いやすい。

部屋中掃いて、ホコリを一箇所に集めます。
スキマやスミっこは、ふたつのほうきを使い分け
こんなスキマ、電気掃除機だったらアタッチメントを付け替えて吸ったりしますよね。超面倒だけど。
「手ぼうき」ならスルッとスキマに入ってしまう。便利〜

こんなスキマは「小ぼうき」で。楽々〜

「小ぼうき」と「ちりとり(はりみ)」でホコリを集める
これ、ちりとりなんですが、厚紙を張り合わせて柿渋を塗った紙製で、「はりみ」と言います。

紙製なので床にピタッと付いて、ホコリの取り残しが少ないです。柿渋効果で静電気もおきません。

最後にホコリを捨てて、お掃除終了!
使ったほうき・はたき、ちりとりはベランダでちょっと振ってホコリを落としておきます。お手入れと言えば、それぐらい。

ほうきやはたき、どこで買えるの?
これが実は、あんまり売ってないんです。
近所のホームセンターをハシゴしても、座敷ぼうきは売ってなかった。ベランダや庭で使うほうきなら売ってるんですけどね〜。はたきなんて、まったく売ってなかったです。
それぐらい、みんな電気掃除機でお掃除してるんですよね。
自分もそうだったんですが。。
手で編み上げる 江戸ほうきの老舗「白木屋伝兵衛」
白木屋伝兵衛商店は天保元年(1830年)創業と言うから、約200年も続く老舗。東京中央区・京橋に今もお店があります。
ビルの1階にある店舗には職人さんが編み上げた、たくさんの「ほうき」が吊るされていて、その場で掃いて使い心地を試してみることができます。初めてほうきを使う人にも、親切に使い方を教えてくれる。
ワタクシは気合と好奇心でお店を実際に訪ねて、ほうきとはたき、ちりとり(はりみ)まで一式購入。

お店のある東京都中央区・京橋の裏通りは、小さなお店や飲食店、銭湯もあって風情があるんです。ワタクシが3年通った写真学校も、すぐ近くでした。
しかし、再開発で2030年には複合ビルが立ち、街並みは一変してしまうらしい。
白木屋伝兵衛のお店はギリギリ再開発エリアには含まれておらず、これからもお店は続けていくそう。
こちとら、初めてほうきを買った新参者だけど、お店が続くと聞いて嬉しかったな〜。また来れる。
遠方の方にはオンラインショップもあるし、全国の百貨店催事に出店することもあるようです。
東京に江戸ほうきがあるように、いろんな地域にその土地で作られてきたほうきがあるかもしれないですね。
昔ながらの掃除道具
思い起こせば、ワタクシの母や祖母はほうき・はたき・ちりとりでお掃除していました。
だけど自分が大人になりお掃除する頃には、周りには電気掃除機しかなかった気がする。1980年代から電気掃除機は販売台数が急増したみたいだから、ちょうどその頃ですね。
だから、このトシまでほうき・はたき・ちりとりを使ったお掃除の仕方を知りませんでした。やってみればロボット掃除機より簡単・時短で、キレイになっちゃう。
あ〜なんか、悔しいなあ。
こんなに便利な道具があるのに、長年気が付かなかったなんて。