利根川・手賀沼ウォーキング。渡し船で利根川を下り、手賀沼を半周!茨城から千葉へ、ゆったり18キロ

河川敷ウォーキングが楽しい!

2024年10月下旬、渡し船で利根川を渡って手賀沼を半周するコースを歩きました。

関東平野を西から東へ雄大に流れる利根川。いつか歩いてみたかった。しかし!首都圏から日帰りだと帰路がめちゃ遠い。

そこで取手(茨城県)から渡し船で利根川を横断するルートを選択。利根川から手賀沼まで歩き、さらに手賀沼を半周するウォーキングとなりました。

広〜い道を住宅街や田んぼを抜けて手賀沼へ。手賀沼曙橋広場で湖面を眺めながらお昼ごはん。そのあとは、手賀沼を右手に見ながら緑道をのんびり歩き。すると、巨大な「道の駅しょうなん」が見えてくる。千葉県の名物といえば落花生!ピーナッツソフトクリームで休憩したら、ゴールの北柏駅(常磐線)へ。

帰路は、常磐線から千代田線直通「湯島」で下車して乾杯!

10月ももう終わりなのに、この日の最高気温は30度。真夏のような太陽に汗をかきながら、利根川と手賀沼で涼風に吹かれ、どこまでも続く一本道をゆったり歩いておしゃべりして、名物を味わった楽しいウォーキングでした。

河川敷ウォーキングは、、

  • 河川敷はアップダウンがなく、基本まっ平。
  • 川に沿って歩くので、道に迷うことがない。(たまに迷うこともある)
  • 途中でリタイアしてバスや電車に乗って帰宅もOK。
  • 雨やトイレの際は、付近のコンビニやお店に避難できる。
  • どこまで歩くか、ゴールを柔軟に決められる

必要な持ち物はスマホ(地図アプリ)、帽子&サングラス(河川敷は日影が少ない)、飲み物など。あとは季節や天候に合わせて選べばOK。歩きやすい靴はマスト。服装は暑さ寒さで脱ぎ着がしやすいものがオススメ

河川敷ウォーキングの楽しみのひとつは、一緒に歩く人とゆっくり話ができること。ゴールしたら駅前を探索して、地元のおいしいお店で乾杯しよう!

これまでの河川敷ウォーキングの記事はコチラ→ 河川敷ウォーキング

利根川・手賀沼ウォーキングのコース

さっそくウォーキングスタート!

  • 10:00 取手駅
  • 10:35 取手ふれあい桟橋から渡し船(とりで号)乗船
  • 10:45 小堀桟橋下船
  • 11:53 ファミリーマート我孫子湖北台店 (休憩)
  • 12:30 – 13:30 手賀沼曙橋広場(ランチ)
  • 15:00-15:30 道の駅しょうなん (休憩)
  • 16:37 北柏駅

待ち合わせは取手駅

土日の取手駅は常磐線各駅停車が停まらない。松戸での乗り換え時、各駅と快速でホームが異なっていたため、ちょっとまごつきましたが無事到着。

着いたど〜

取手駅から渡し船乗り場までは徒歩15分

商店街を抜けて利根川へ。小堀(おおほり)の渡しのノボリがはためき、看板もある。

しかし!

取手側の船着き場は2つあり、対岸に渡るには「取手ふれあい桟橋」から乗船する必要がありました。間違って「取手緑地運動公園駐車場前桟橋」に来てしまった!

「取手緑地運動公園駐車場前桟橋」に続く階段。船着場に、船はなかった!

ふたつの桟橋の距離は700メートル。10時半の乗船時間まであと15分。間に合うのか!?

駐車場を後にして、急いで「取手ふれあい桟橋」へ移動

利根川の河川敷は広〜い。

常磐線が走る鉄橋が遠くに見える

取手ふれあい桟橋から渡し船に乗船

間に合った!

これが渡し船「とりで丸」。ちっちゃくてカラフルな船。冷暖房完備の船室もあるので、雨でも冬でも大丈夫。

船頭さんが手で押さえているのが、船室に続くドア

今日は対岸へ渡るだけなので、乗船賃はひとり200円。お金を払ってライフジャケットを着せてもらって準備OK。

さあ、出発。

3〜4人が立てばいっぱいになりそうな展望デッキを、今日はふたりで貸切。ゆったり流れる利根川に、心からリラックス。

木々と水以外なにもない

光が反射してキラキラ

利根川の遊歩道を歩く

乗船時間は10分ほど。あっという間に利根川の南側「小堀桟橋」に到着。

ところで小堀と書いて「おおほり」と読むこの地名、なんだか気になりますよね。

調べてみたところ、①洪水で水浸しの土地から早く排水させるため側溝のような小さい堀をたくさん作ったから「おおほり」という説と、②洪水のあとにできたあちこちの水たまりを「押堀(おっぽり)」と言ったから、というふたつの説があるらしい。どっちにしても小堀の人たちは利根川の洪水に悩まされてきたんですね。

関連記事:東京新聞<突撃イバラキ>取手市小堀「おおほり」の由来は

小堀桟橋。絵になる風景。

船頭さんは地元の人と立ち話

河川敷の遊歩道をまっすぐ東へ。古利根通りへ向かうところで利根川とはお別れ。短いお付き合いだったな。。

右手に「ローソン取手小堀店」が見えました。が、崖を降りてローソンに直接行ける道はなかった

上野東京ライン・湖北駅前交差点

利根川を背に、しばらく住宅街を歩くと湖北駅前の交差点に出ます。

道路標識に「香取 印西」と、千葉の地名が。ここはもう千葉県

このあたりは、古くて広いお屋敷が多い。

立派な門構え。武家屋敷のような素敵なお家が軒を連ねる

上野・東京ラインの線路を渡ります。線路の奥が「湖北駅」。

ファミリーマート我孫子湖北台店でトイレ休憩。住宅街の道はアスファルトの照り返しで暑さが倍増。喉が渇いて仕方ない。持ってきた水が底をついたので飲み物を補充。

手賀沼まで田んぼの中の一本道を歩く

稲刈りが終わった田んぼを左右に見ながら、どこまでも続きそうな一本道を歩きます。

すると、ノボリを立てて荷台を傘で覆った軽自動車が。なんとメダカを売ってました。

駅から遠いこの場所に買いに来る、メダカ好きの人たちがいるんですね

手賀沼が見えてきた

手賀沼と手賀川の境にある手賀あけぼの橋を渡って、手賀沼の南側へ。

ここは「手賀沼ふれあい緑道」と「手賀沼サイクリングロード」の起点。2車線道路ぐらい広い道に、歩道とサイクリング道がちゃんと別れているので、安心して歩けます。私たち以外に歩いている人をほとんど見かけなかったぐらい人口密度も低いので、自分たちのペースでのんびりゆったり歩けます。

でもその前に、湖面を見ながらお待ちかねの昼ごはん。

お弁当を作ってきた人と、パンを持ってきた人

手賀沼も広い!気持ちが清々する。涼しい風も吹いてきた。

いい天気

手賀沼ふれあい緑道を西へ

とにかく道なりに進んでいくだけ。

面白いかたちの木や、丸太を組んだ展望台にベンチなんかもあって長距離のウォーキングでも楽しく歩けます。だ〜れもいないから、大声で歌いながら歩きたいぐらい。

左が歩道、右がサイクリング道

要所要所にトイレもちゃんとあります。

「道の駅しょうなん」に到着

手賀沼半周コースを半分ほど歩いたところに巨大な道の駅が。広大な敷地内に「てんと」と呼ばれる直売所、「つばさ」と呼ばれるレストン棟、ピクニックができる芝生広場があります。道路を挟んだ向いには「天然温泉満天の湯」もあるから、ドライブの途中にリフレッシュできちゃいますね。

直売所のエントランス前。なんとも広大な「てんと」

レストラン棟の一角に、ピーナッツ専門店を発見。ピーナッツソフトクリームは濃厚でしっかりピーナッツの風味が感じられました。元気出た!

ゴールの北柏駅へ

道の駅しょうなんを出発した頃から雲が厚くなって、陽も傾き始めてきた。

日中夏のような暑さでも、日の短さは秋

大掘川と手賀沼を隔てる「北柏橋」。ここでついに手賀沼とお別れ。

北柏橋を渡ってまっすぐ5〜6分歩けば、JR常磐線の北柏駅。取手駅から数えて18キロのゆったりウォーキングも、ここでゴール!お疲れ様でした〜

ロータリーにバス停。ホッとする北柏駅

スケールが違う利根川・手賀沼の景色

これまで多摩川や荒川、江戸川といった首都圏を流れる大規模な一級河川をウォーキングしてきたけど、利根川はスケールが違う。

付近に大きな建物や街が見えず、どこまでも緑と水が続く大河、利根川。手賀沼も沼というより湖のように広くて、青い空、青い水面。青一色の景色でした。

スタートからゴールまで、人混みとは無縁。ただただ歩きやすい一本道を誰に気兼ねすることなくマイペースで歩くことができました。

あ〜、いつか利根川の河川敷をず〜っと銚子まで歩いてみたいなあ。利根川のスケール感、別格感を感じた今回のウォーキング。

ゴール後は、常磐線直通の湯島で途中下車

ふたりの帰路の途中にある湯島は、以前私たちの職場があった町。久々に夕暮れの湯島を歩き、見つけた小さなイタリアンレストランで乾杯!

おしゃれだけどカジュアルな店内は居心地が良かった
デザートも!

クチーナ・イタリアーナ・ハル:東京都文京区湯島2-26-4 グレース湯島1F  TEL 03-3833-8606

さあ、次はどの川を歩こうかな。

関連記事:相模川ウォーキング。キャンプ、工場、田んぼ、山も。ダイナミックな風景の転換に圧倒された19キロ

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