8月のフォトギャラリー公開!今月のテーマは「あこがれ」
毎月、テーマを決めて撮影した写真を3枚公開します!
写真がうまくなるには、みんなに見てもらうこと。そして写真を通してコミュニケーションができれば嬉しい。そんな気持ちで公開しています。
抽象的なテーマを写真でどう表現する?
8月のテーマは「あこがれ」。テーマは抽象的だけど、写真は具体的。「あこがれ」をビジュアルで表現しなければなりません。
手がかりになるのが、授業で習った「色と光による表現」。
同じ写真でも色が違うと印象が全く変わります。そして、写真を撮影する時、色に大きな影響を与えるのが光。
白いブラウスを着ていても、朝のまぶしい陽射しの中で見る白と、夜の暗闇に浮かび上がる白は違いますよね。おなじ白いブラウスなのに!
色って、絶対的なものではなく、相対的なものなんですね〜。学びました。
うれしい、悲しい、怒り、喜び、驚き。伝えたい感情を色と光が表現してくれます。
1枚目は「あこがれと現実」
大船フラワーセンターの早朝開園にて撮影。ハスのちぎれた葉のカタチと、ピンクの花のコントラストが面白いな、と思って撮りました。撮影した時は、あまり「あこがれ」は意識していなかったんです。
しかし、家に帰ってこの写真を見ていたら、「あこがれても決して手がとどかないことって人生にはあるんだよな」「あこがれの前に現実がある」という気持ちが湧いてきた。
家族に見せたら、なぜわざわざこんな写真を選ぶのか理解できない様子。
写真学校の課題として持っていくのは結構勇気がいりました。
先生の評価は、「個性が写し出されている」「見る人に想像する余白を残している」「伝わる写真」とのこと。
うわ〜 よかった!うれしいコメントでした。
2枚目は「着物にあこがれて」
10年ぐらい前、着物にあこがれて着付け教室に通っていた時期がありました。友達と出かける時に着物を着て行って驚かれたことも。
その時はじめて知ったのが、おばあちゃんが母や母の妹たちにたくさん着物を作ってあげていた、という事実。ほとんどが普段着のウールや木綿の着物です。「もう着ないからあげるわ」とたくさんもらいました。
おばあちゃんが着物を着ている姿を見たのは、親戚の結婚式以外ほとんどなかったけど、娘たちには普段のちょっとしたお出かけでも着物を着てほしいと願っていたのでしょうか。
着物は色や柄の取り合わせがとても楽しい。昔の人がこんな美しいデザインに囲まれて生活していたなんて、まさにあこがれ。
、、、というようなことをプレゼンしたら、先生からは冷静なコメントが。
「写真は帯が主役のように見えるけど、話を聞いていると着物が主役なの?なにを伝えたいのかプレゼンもちゃんと意識して話すように」
毎回、「主役は何?」って聞かれてますね。。。
3枚目は「いっしょに話そう」
これはコロナで閉園していた花菜ガーデンが6月に再開した際、撮影した写真です。コロナで自由に友達と会えない状況だけど、こんなイスに座って、つもる話をたくさんしたいなあ。
「あこがれ」ではないかもしれないけれど、今の「願い」です。
写真学校初級コースは来月がいよいよ最後のクラス
お題は、、、各自自由に決めてよいとのこと。そんなことは初めて。ちゃんとタイトルをつけて、作品としてプレゼンします。
先生からは「タイトルつける時、写真に写っているものはタイトルに入れなくてよい」との指示が。見ている人に何かを投げかけるような言葉を選ぶようにと。
写真は奥が深い!
以上、今月のフォトギャラリーでした。