満開の桜とシャクナゲを一度にお花見。春の大船フラワーセンター (α7III)

2025年4月の平日、大船フラワーセンター(神奈川県 鎌倉市)へ出かけました。

この日は桜の開花予想「満開」の日。快晴で風もなく、こんな日に思い立って出かけることができるなんて、会社を退職した今だけのこと。

ピクニック広場には樹齢80年超の桜の大木が。低い位置で大きく枝を張り、すぐ目の前で桜が幾重にも重なって波打つ様子は圧巻。本当に大きな木だから、みんなが木の下でお弁当を広げても余裕で全員を見下ろしてくれる。

もうひとつの見頃はシャクナゲ。ピンク、白、赤、オレンジなど明るい色の花が玉のように集まって咲きます。柔らかな花びらが陽に透ける華奢な花のイメージとは裏腹に、人の背より高く上から下までびっしりと花の壁のように咲き誇る姿には驚き。

整備された花壇、小さな山や森の小道、木々の新緑など園内を歩きながら次々と違う景色に出会える大船フラワーセンター。

あ〜晴れ晴れした!

大船フラワーセンターの春をお届けします。

大船フラワーセンターのプロフィール

大船フラワーセンターは開園から50年以上の歴史があり、電車でも車でもアクセスが良く、お花の専門店日比谷花壇が運営に関与しています。

大船フラワーセンター
開園年1967年
面積63,900平方メートル
三脚使用混雑時および屋内は使用を控える
アクセス大船駅徒歩16分
駐車場(普通車)130台
指定管理者アメニス大船フラワーセンター
グループ (日比谷花壇、鎌倉公園協会、相鉄など)

大船フラワーセンターのエントランス

エントランスを入ってすぐ、色とりどりの花壇に囲まれた石のモニュメントが。「かたぐるま」というタイトルだそう。柔らかく曲がったアーチが、かたぐるました親子を表しているのかな。

花や木々がいっせいに出迎えてくれるエントランス

ピクニック広場へ

時刻はお昼過ぎ。まっすぐピクニック広場を目指します。まずは桜を見ながらお弁当を食べよう。

森の向こうに桜が見える

満開の桜の大樹

ピクニック広場到着。ど〜ん!と桜の大樹(ソメイヨシノ)が目の前に。

上から下まで一気に満開!

木の下から見上げると、一面桜しか見えません。

花に包み込まれているみたい

満開の木の下でおしゃべりしたり。

お弁当を食べたり。

みんな思い思いに春を楽しんでいます。

たくさんの人たちが集まっても、桜の木の下はまだまだスペースに余裕あり。ピクニック広場はのんびり過ごすのにちょうどいい。

園内のあちこちにシャクナゲが

もうひとつ、満開を迎えていたのがシャクナゲ。

シャクナゲはツツジ科だそう。確かに、花の形はツツジですね

シャクナゲの迷路のような小道。

赤やピンク、オレンジなど色とりどり

人の背丈の倍もありそうなシャクナゲの大木。すごい!

上から下までびっしり、満開

こんな大木は初めて見ました。かわいい花も、ここまで巨大化すると迫力満点。

温室と大花壇がある広場へ

テーマカラーでアレンジされている花壇。奥に見えるガラス張りの建物が温室です。

春らしい花壇に縁取られて、スコーンと抜ける広場のスペースが気持ちいい

よく見ると、広場の植え込みに目がついてました。キョロキョロ、何を見てるのかな?

それぞれ、違うところを見ているみたい

広場の反対側には、青のテーマカラーの花壇が。

しゅ〜っと流れるような流線型

ズームしてみると、青い花はネモフィラとパンジー。

小さな花のひとつひとつがかわいいなあ

花壇の向こうは高い木々がそびえていて、ちょっとした森みたい。

この眺めがいい感じ

築山や森の小道もあるよ

植物園としてはそれほど広くない大船フラワーセンターだけど、築山や森の小道もあって、短い散策でも違う景色が楽しめる。

低い山でよく見かけるミツバツツジ

築山へ向かう道は、静かな明るい森の小道。

日陰にはシャガが群生していました。

大船フラワーセンターのお花見は格別

桜が満開の時期に大船フラワーセンターに行ったのは初めて。

ソメイヨシノの大樹があるピクニック広場は園内の一番奥にあるせいか、あまり印象になく、それほど期待していませんでした。でもでも行ってみたら、のんびりお花見するには最高のロケーション。

あんなに目の前に、気持ちよく大枝を伸ばして花を咲かせる桜の木は見たことがありません。その上、木の下でお弁当を広げてゆっくり花を眺めることができるなんてね。

シャクナゲの鮮やかな色と巨大な花の壁にも驚きました。

桜とシャクナゲ、2つの花を同時にお花見できて、短時間の散策で山や森の風景も楽しめる大船フラワーセンターの春。

また来年、この風景に出会いたいなあ!

関連記事:桜とチューリップが満開!花菜ガーデンで春の花々を一度にお花見(α7lll)

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