清流をふんわり、スローシャッターで撮影。NDフィルターで!緑と水の夏の思い出(Leica Q2)

夏休みに出かけた山梨県甲州市。宿の正面に日川(ひかわ)の清流が流れていました。

写真好きの人が清流と出会えば、スローシャッターで水の流れを綿菓子のように撮影する手法を試したくなるんじゃないかな〜。はい、ワタクシも!

そのためには、NDフィルターが必須。

使う頻度はそれほど多くないものの、ワタクシいつもNDフィルターは持ち歩いておりました。さっそく取り付けて清流を撮影。

持っていたカメラはLeica Q2Go Pro。緑の森の中、他に人もいなくて、流れる水音と鳥の声を聞きながらシャッターを押しました。

日川の清流

NDフィルターってなに?

ND(Neutral Density)フィルターは、カメラのサングラス的な役割を果たすもの。写真の色に影響を与えることなく、光の量を減らすことができます。

カメラのシャッタースピードは遅くすればするほど光の量が増えて、写真が明るくなります。明るすぎると白飛びして、撮りたいものがうまく撮れない。

そこでNDフィルターをレンズに取り付けます。すると光の量が減り、シャッタースピードを遅くしても明る過ぎない写真が撮れるのです。

ワタクシが使っているのは可変NDフィルター。フィルターが2枚組み合わさって光の量を増減することができるので、撮影状況に合った光の量が選べます。

ふたつのフィルターがセットされたリングを回すと濃度が変わる

フィルターの基準値に、ND値を表すマークを合わせて使います。

UAVOOM : 可変NDフィルターとは?濃度が変化する仕組みと固定濃度のNDフィルターと比べたメリット・デメリットを解説

清流に近づいていくと

水がとってもキレイ。清らかな澄んだ水です。ドーッドーッと流れて、水量豊か。

最初はNDフィルターなしで、カメラを岩の上に手で固定して撮影してました。すると、水の流れがふんわりして、ちょっといい感じに。

F2.8、シャッタースピード1/2秒、ISO50

お、これは!と思い、NDフィルターを取り出して撮影。水の流れが、絹糸のようになめらかに。

F5.6、シャッタースピード1秒、ISO50

岩の上に腹這いになって、必死にカメラを固定。ここまでシャッタースピードが遅いと、ピントを合わせるのが難しい。今度は三脚持ってこよう。

正面の岩にピントを合わせ、動きのある水の流れと対比させました。さらにふんわり感が増しますね。

F5.6、シャッタースピード1秒、ISO50

ここでひとつ勉強不足だったのが、Leica Q2のシャッタースピード調整。

カメラについている調整ダイヤルだと、一番遅くて1秒までしか選べなかったんですが、メニュー画面から調整すればもっと遅いシャッタースピードも設定できたんです。

一番遅くて120秒まで設定できるよう。普段、スローシャッターなんてまったくしないからなあ。

緑と水の静かな森

清流は静かな森の中を流れていました。木や草、苔。いろんなグラデーションの緑が美しい。

木の影から顔をだす野花。

木々の間から光がまるく漏れる。

陽が射すと緑が鮮やかに輝いて。ずっと眺めていたい。

Go Proで撮影した動画はコチラ↓

短い夏休みは終わり

心からリフレッシュできた一泊二日の短い夏休み。終わってしまうのが残念だけど、働くからこそ休みがあるんですもんね。

街へ戻って、明日からまた仕事です。

日川には、もう赤トンボが飛び交っていました。山里はもう秋の気配。

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2024-09-01|タグ:
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