夏の箱根湿生花園は涼しい!本を片手にのんびり過ごしたい
箱根湿生花園を初めて訪れたのは、2020年の秋。
植物園をひと巡りしてそのまま仙石原すすき草原までウォーキングしました。
その時の記事がコチラ 箱根湿生花園で秋の山野草散歩。仙石原すすき草原まで歩いちゃうよ!
今年2021年、夏の箱根湿生花園を再訪して、植物園そのものの魅力を実感。これは改めてシッカリお伝えしたい!
箱根仙石原の8月平均気温約23°は、札幌とほぼ同じ。
園内を巡って美しい花や珍しい高山植物に出会い、ダイナミックな湿原のコースを気持ちよく歩いたら。木陰のベンチに座ってゆっくり時間を過ごしてみよう。
水音を聞きながら読みかけの本を読んだり、ヘッドフォンで好きな音楽を聴いたり。持参したポットのコーヒーを飲みながら。
箱根湿生花園の意外な楽しみ方をご紹介します。
箱根湿生花園のプロフィール
箱根湿生花園は開園から45年以上の歴史がある、神奈川県唯一の湿原にある植物園。すすき草原で有名な仙石原に位置し、標高650メートル。12月〜3月19日は冬季休園。
箱根湿生花園 (箱根町立) | |
開園年 | 1976年 |
面積 | 30,000平方メートル |
三脚使用 | 平日のみ可(土・日・祝日は使用不可) |
アクセス | 自家用車、箱根登山バス「仙石案内所前」徒歩8分 |
駐車場 | 90台(無料) |
指定管理者 | 株式会社 箱根観光施設 |
本当に満車?まずは駐車場に入ってみよう
箱根湿生花園へのアクセスは自家用車が便利。小田原方面、御殿場方面、どっちから行っても最後は仙石原の交差点にたどり着き、花屋さんのあるY字路を右折。そのまま進行方向に第一駐車場、反対車線側に第二駐車場があります。どちらもゲートなどはなく、終日無料で駐車可能。トイレもあり。
が、ここで気になるのは第一駐車場入り口にあるこの看板!
看板は常設。満車じゃなくても満車の看板が出ているので、まずはとにかく第1駐車場に入っちゃって!
するとホラ、まだまだ余裕あったりします。もし本当に満車だったらぐるっと回って出口から、反対車線側の第2駐車場へ。
園内は夏の高山植物が美しく咲きそろって
7月の箱根湿生花園は、短い夏を謳歌する高山植物が咲き競います。ピンク、白、黄色、むらさきなど色も鮮やか。
太陽の方向を向いて、キキョウがみんなで背伸びしているよう。
順路の後半、湿原のお花畑が一面に
園内は道が狭いところもあり、基本的に一方方向。順路の後半、不意にどか〜んと視界が広がって、遠くに箱根の山々が望める湿原が現れます。
この風景が圧巻。風が吹き抜けて、本当に爽やか!
湿原エリアには木道が整備され、歩きやすい。ぐるっとグラウンドを一周するように湿原を歩きます。
こんな雄大な景色が目の前に。悩み事も小さく思えちゃう。心をまっさらにして歩きたい。
湿原ならでは。清らかな水が流れている
園内には池や小川、小さな滝が。透きとおった水が緑の中を流れ、その先には木漏れ日。
箱根湿生花園には水芭蕉が咲くエリアもあり、3〜4月上旬が見ごろ。夏の今、水芭蕉の葉っぱの間を縫うように小川が流れます。
水深数センチの池は、あたたかな水がたゆたって植物も気持ちよさそう。
木陰のベンチでゆっくり過ごそう
園内の順路はゆっくり歩いて約40分。ところどころにベンチが設置されています。お気に入りの休憩ベンチを見つけて、ちょっとゆっくり。
ポットのコーヒーを飲みながら、読みかけの本をパラパラ。鳥の声、風の香り、あふれるほどの緑。そして涼しい空気。
40分で回ってしまうなんてもったいない。避暑気分でのんびり時間を満喫したい。
閉園まで、いようかな?
入り口すぐにある無料休憩所には自販機もあり、持ってきたお弁当を食べることも。休憩所の隣は売店。
外の駐車場周辺には食堂やお土産屋さんが数軒。
箱根湿生花園の夏は短い
8月のお盆を過ぎる頃には秋の風が吹き始める箱根湿生花園。夏の輝きは今だけ。
看板娘のような小さな花に見送られて帰ります。
夏が終わる前に、また訪問したいなあ。忙しい毎日から、ふと逃れて。