ワタクシの地元・横浜で、今年もCP+ が開催されました。
CP+は、2010年から続くカメラと写真映像の国内最大級イベント。英語名は「Camera & Photo Imaging Show」。事前登録制で入場は無料です。
開催期間中、メーカーが趣向をこらした展示ブースでは、最新のカメラや映像機器が並び、モデルさんやスポーツ、ダンスなんかのパフォーマンスが撮影し放題。
有名なフォトグラファーの方々も多数来場。セミナーでは一緒に写真を見ながら撮影秘話や愛用するカメラの話なんかを語ってくれる。
プロからアマまで、カメラ好き・写真好きが一同に集まって、ワイワイ楽しめる、お祭りみたいなイベントです。
今年は、横浜市がCP+とコラボ。「フォトグラファーといく、横浜夜景&花火クルーズ」が開催され、運良く参加することができました!
CP+はパシフィコ横浜開催
2010年の初開催から、CP+はずっとパシフィコ横浜で。みなとみらい駅から歩いて5分、桜木町駅から12分。雨の日でも濡れずに行かれます。
会場へ入ると、みんな首からカメラを下げている。街での撮影のように、人目を気にする必要なし。
メーカーのブースでは、モデルさんやスポーツ・ダンスのパフォーマンス、車や花、プラレールなどついつい撮りたくなってしまう被写体がたくさん。
広いステージは1から3まであって、一日中カメラや映像に関するセミナーをやってます。立ち寄り自由。
キャノン、ニコン、ソニーなどの大手はもちろん、中小のメーカーも展示ブース内にセミナースペースを設けて、メーカー主催のセミナーを開催。有名フォトグラファーやYoutuber、インフルエンサーの登壇も多数。
セミナーでは、みんなで一緒に作品を見て、どんな時にどんな意図で撮影されたのか、撮影者からじっくり話を聞くことができます。
プロの作品だけじゃなく、高校生が写真部日本一を目指す「写真甲子園」(全国高等学校写真選手権大会)の作品展も行われていました。
メーカーの展示では、SIGMAが自社の写真集コレクションを公開していたのがスゴかった。まるで写真集の図書館みたい。世界中の写真集を誰でも自由に手に取って、その場で見ることができました。
CP+終了後のお楽しみは、花火と夜景撮影
CP+閉場後の19時過ぎ。みなとみらい・ぷかり桟橋には今夜乗船するクルーズ船が。
今年は、横浜市がCP+とコラボして「人気フォトグラファーと乗船するフォトレッスンクルーズ」を企画してくれました。約1時間の横浜港クルーズでは、途中5分間花火が上がり、船上から花火と横浜の夜景を撮影します。
ワタクシ横浜市民でも、横浜港クルーズなんて初めての経験。花火撮影も初めて。
講師のフォトグラファーは、横浜市アンバサダーのKoichiさん。クルーズの前日にオンラインで花火撮影の基本を教えてくれて、当日は一緒に乗船して親切に指導。
船の中でレンズ交換は危険なので、持っていくレンズはひとつだけ。なるべく明るく、広めに夜景が撮影できるよう、単焦点レンズのSIGMA F1.4 35mm HSM Artを持っていきました。最近あまり出番がなかったレンズだけど、ここぞという時はコレですね。カメラはα7iii。
今回は「暗い」x 「揺れる船内」というカメラがもっとも苦手とするシチュエーションでの撮影。
F値はずっと開放F1.4で撮ってますが、問題はシャッタースピード(S/S)。最初は船の揺れより早いS/S 1/125で撮ってましたが、暗いし、手持ちだとブレてしまう。三脚は持っていかなかったしな〜
途中から船の柱にピッタリ体をつけて脇をシメて、なるべくカメラが動かないようにしてS/S 1/60まで下げました。一方、ISOは4000まで上げてます。夜景は明るい方がキレイに撮れますね。
わざと少しぼかして撮ってみました。
船は撮影スポットに到着して停止。「あと5分で花火開始だよ」と声がかかって、あわてて設定を確認してカメラを構えたら、、
ぽ〜ん!と花火が上がりました。
ぴょ〜ん、と稲妻のような光線。
ぽんぽんぽん、といろんなカタチの花火が上がる。
バリバリバリ〜と勢いよく噴射。
クライマックスは、大きな花火が次々に。
ど〜ん、ど〜ん!
パラパラパラ。。。最後は火花が雨のように降って、花火は終わり。
ちなみに、2月の海はとっても寒かった。毛糸の帽子、ウルトラライトダウン2枚重ね、中綿入りの登山ズボンでも、凍える寒さ。船が走っている時は風もハンパなかったし。冬の撮影会は、防寒必須ですね。
花火のあとは、ゆっくり横浜港を回って船は桟橋へ戻っていきました。
この日はほぼ満月。
年に一度の横浜・カメラのお祭りを満喫した1日でした。初めての花火撮影も楽しかったな〜。
CP+のセミナーは4月1日までアーカイブが無料で見放題。まだしばらくイベントの盛り上がりを楽しめそう。