横浜市青葉区のパン屋さん。みんな違ってみんないい!第3回 前田パン、パリジェンヌ
第3回は、青葉区黒須田の「前田パン」と、都筑区江田南の「パリジェンヌ」本店をご紹介!
両店とも最寄り駅から歩いて1.2キロ(パリジェンヌ・センター南駅)〜1.7キロ(前田パン・あざみの駅)。つまり、駅から離れてます。が、歩道が広く景色もよいので、散歩を兼ねて歩いて行くのもおすすめです。
横浜市青葉区のパン屋さん
駅でいえば、東急田園都市線のたまプラーザ、あざみ野、市が尾、青葉台。さらに横浜市営地下鉄のセンター南、センター北あたり。このエリアには20件以上もの独立系パン屋さんがあります。
そのどれもが個性豊か。定番パンからその店ならではのユニークなパン、さらに新作パンまで、常に味を追求しているハイレベルなお店が多いのです。
私たちを幸せにしてくれる、パン屋さんとパンに感謝の気持ちを込めて。
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これまでご紹介したパン屋さんの記事はコチラ:横浜市青葉区のパン屋さん。みんな違ってみんないい!
どのパンもやさしい味わい。職人さんの技術と人柄を感じる「前田パン」
2011年にオープンした、パン職人のご主人と接客・販売の奥様、前田さんご夫婦が切り盛りするお店です。駐車場はありません。
3人も入店すればいっぱいになってしまうこじんまりとしたお店ですが、お客さんがひっきりなしにやってくる人気店。お目当てのパンをゲットするなら焼き上がり時間を確認してから入店するのが確実。パンの種類によって予約も可能。初めてのお客さんにも気さくに声をかけてくれる奥様の明るい接客に元気をもらえます。
国産小麦の食パンやフランス産小麦を使ったバゲット、何層もの生地がサクサクのデニッシュなど、こだわった素材、高い技術から生み出されるパンは、味わい深い。パンの特徴を考え抜いてあのカタチ、あの大きさ、あの組み合わせになっていると思うのですが、食べればただただおいしい。とってもさりげないのです。
バゲットフランセーズは、先がとんがったカタチが特徴的。いろんな食感を味わって欲しくてこうなっているとのこと。とんがった部分は固そうに見えますが、そのままかじって、ゆっくり噛んでいると甘さを感じます。パンの内部はしっとり、小麦の香り。
前田パンでぜひ味わって欲しいのがフレンチトースト。温め直してメープルシロップをかけると幸せな味が広がります。表面のトースト部分はカリッ、中は甘くとろけて、洋酒の香りがほんのり。時々ぶどうパンで作ったフレンチトーストも出てますが、濃厚な味わいでこちらもおすすめ。
前田パンの定番のひとつ、パンオレ。子供からお年寄りまで誰でもおいしく食べられて、ジャムやはちみつをつけても、ハムや卵、野菜をはさんでもおいしい。かすかに甘さを感じる、とっても食べやすいパンです。
前田パンのパンは、高い技術を感じるのに、食べればどれもやさしい味。例えれば、ブラックではなくミルクコーヒーのよう。パン職人さんもきっと、やさしい人なんでしょうね。
なくてはならない地域の大切なお店。みんな大好きなパン屋さん「パリジェンヌ」
- お店の住所:横浜市都筑区江田南5-7-3 (本店・駐車場あり)。 仲町台駅前にもうひとつお店があります(駐車場なし)。
- 営業時間:7:00〜20:00 (GW・お盆・年末年始は休み)
- お店のウェブサイトとフェイスブック
2021年で創業34年目になるという老舗のパン屋さん。団地の中の商店街にあります。お店の前はちょっとした広場になっていて、団地に住む人たちや子供たちが行き来する。ぜひ、お店に行ってみてください。昭和の時代、どこにでもあった地域の生活が今でも感じられる素敵な場所です。
パリジェンヌは、いつ行ってもパンが棚に並んでる。種類も多く、200種類もあるといいます。朝早くから夜まで、いつ行ってもおいしいパンが買えるお店って、実は青葉区の独立系パン屋さんではめずらしい。売り切れ次第終了、ではないんですね。お客さんにとっては、とてもとてもありがたい。
お店で働く人たちは、オーナーのパン職人さんから販売・接客の方々まで皆さん気さくで、とっても明るい。お客さんもお店の人と楽しくおしゃべり。
なんでしょうね、言うなれば町の鎮守さまや村の菩提寺のように、地域になくてはならない、なくしてはならない大切なお店だと思います。
QBBまるごとチーズのせキーマカレーデニッシュは、ちょっとスパイシーな甘口カレーとチーズに、パイナップルがアクセント。ハマってしまう味です。
お店で手作りしている具材たっぷりのサンドイッチは、イチゴのフルーツサンドからお正月でおなじみのクワイとひじきのマヨあえなど種類豊富。ミニミックスサンドは人気の具材がバランスよく入ってちょうど良いボリューム。これに菓子パンをひとつつけたら、幸せランチ。
玄米くるみあんぱんの平べったい生地はしっとり。中にはくるみがぎっしりであんことよく合う。ほうじ茶と一緒に食べたくなります。
パリジェンヌにはバゲットもあります。お客さんは高齢の方も多いそうで、バゲットはやわらかく皮もソフト。ソースをよく吸ってくれるので、食事に合わせるのもいい。荒めに切ったトマトに塩とドライバジル、オリーブオイル、ひと口大のバゲットをあえればトマトのブルスケッタ。
パリジェンヌの駐車場はお店の裏にあります。ちょっとレトロな看板の上には電子看板もあって、夜でも見分けがつきやすい。
お客さんのことをいつも考えてくれているお店なんですよね。
横浜市青葉区には、まだまだ私たちを幸せにしてくれるおいしいパン屋さんがたくさんあります。
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今回でSeason 1は終了ですが、またパンの季節(個人的には秋・冬と思ってます)が巡ってきたら、Seson 2をお届けしたいと思います。
次回もお楽しみに!