
八雲神社は散歩の途中に立ち寄るこの町の鎮守様。住宅街を道一本それたすぐ先にあります。
小さな境台には、風が吹き、鳥が鳴き、季節の花が咲いて、心が落ち着く。
この神社で写真を撮るようになって今年で5年。
毎回同じ場所で、同じように写真を撮っているけれど、映し出される景色は少しづつ違う。
四季を通して、Leica Q2で撮影した八雲神社の景色をご紹介します。

記事執筆 & 写真撮影 青山田あかり
神奈川県 横浜市在住。写真ブログ「坂や丘のある町 walk along」に、気楽な記事を毎週投稿しています。
早春
3月。石段に散った梅の花びらも、もう少しすれば消えてしまう。

鳥居の向こうに、小さな白い半月を見つけました。見えるかな?

3月も終わりを告げるころ。山桜の枝に白い花が咲き始めました。花曇りのこの日。

春から初夏へ
暖かい4月の下旬。境台の裏で、コデマリの白い花が咲き始めました。

時々汗ばむ日もあって、半袖を着る日も多くなってきた5月の下旬。境台ではどくだみの白い花が咲いて、初夏の気配。

参道の両脇にある花壇では、ひまわりの芽がぐんぐん育っていました。町の人たちが、四季折々手入れしている花壇。

夏
7月、ひまわりの花が開花。蒸し暑さに、ちょっと夏負けしているかな。

8月下旬。夏を惜しむように、ヒグラシの声が聞こえる。

秋
9月になって、陽射しも少しづつ柔らかくなってきた。とはいえ、まだまだ猛暑の日も。

10月の声が聞こえるころ、石灯籠の足元にはヒガンバナが咲きました。

晩秋
11月、深まる秋。黄金色の夕陽が差し込んで。

参道のサルスベリの葉が鮮やかに色づき、花壇の菊もかわいらしい花を咲かせてる。冬が来る前のひと時。

冬
元旦の八雲神社。町の人たちが次々とお参りにやってきます。階段には上りと下りを示す白線が。写真を撮ったのは元旦の午後。もうお札はすべて配布済みでなくなってました。
みんなに愛されている神社。

2月。ピーンと張った冷たい空気に、差し込む光りは穏やか。

そしてまた春が
参道脇の梅の花が気持ちよさそうに咲いている。下をくぐると微かに爽やかな花の香り。
新しい何かが始まりそうな、春の予感。

変わっていくこと、変わらないこと
同じ場所で同じようにシャッターを切っても、映る景色は同じじゃない。
そこには、シャッターを押している自分の変化が映っているのかもしれません。
忙しなく、時間に追われて暮らしていた日々から、ちょっと距離を置くことができたこの一年。神社を訪れて、ゆっくり過ごした時間が写真にも表れているような気がしました。
長年勤めた会社を辞めて、次の進路が決まらない中、八雲神社の神様には、いろんなお願いごとを聞いてもらったなあ。境台で手を合わせることで、自分と対話していたんだと思います。
また春が来て、何かが少しづつ変化していく。
変わっていくことを楽しめる日々が始まればいいな。





