八雲神社は横浜市青葉区、市ケ尾町にある小さな神社。
バス通りを一本路地に入った奥にあり、ささやかな石段を登れば周囲の住宅街が見渡せる。
鈴を鳴らして、お賽銭を少々。手を合わせて日々の無事を祈り、感謝の気持ちを伝えます。
境内はいつも静か。陽の光に、風の流れに、植物や花々の移ろいに、季節を感じます。
四季を通して、Leica Q2で撮影した八雲神社、境内の様子をご紹介します。
八雲神社の四季・全記事はコチラから。
2月・梅
鳥居の向こうに、白い梅が満開。風はまだ冷たいけど、少しづつ春の予感。
3月・椿
本格的な春の訪れとともに、椿は柔らかく落花。石段を上りながら、重なり合って土に戻っていく様子が見える。
4月・桜と雨
境内は、暖かい雨に濡れていました。山桜が満開。春ですね。
5月・薫風
爽やかな5月の風に、紫色の花が似合ってる。いい季節です。
初夏・青竹
本堂の裏手には、竹が。スッ、スッ、と伸びる様子が潔い。一瞬、蒸し暑さを忘れる清涼感。
6月・紫陽花
雨傘に長靴で朝の散歩へ。立ち寄った境内では、雨に濡れて生き生きと咲くアジサイ。梅雨もいいですね。
7月・百日紅
八雲神社の鳥居の両脇には、ピンクと白のサルスベリの木があります。
満開のサルスベリ。蝉の声が聞こえる。
足元には、こぼれ落ちたサルスベリの花びらがうっすら積もっていました。夏本番。
9月・彼岸花
猛暑が少しづつ影をひそめ始めたころ。いつの間にかヒガンバナが、ぽつんぽつんと咲いてます。あ〜、やっと秋。待ち遠しかった。
10月・柿
肌寒くなってきた10月、お賽銭箱の上にちょこんと柿が置いてありました。誰かがお供えしたのかな。秋の陽に照らされて、鮮やかなオレンジ色。
11月・菊
鳥居前の花壇で、今年もかわいらしい、小さな花をたくさん咲かせてくれた菊。もうすぐ冬だね。
12月・年の瀬
年末になると、八雲神社もお正月に向けて正装。幕が張られて、初詣の準備。
真冬・快晴
春から秋まで、多くの花で彩られた境内も、今は静か。サルスベリも幹と枝だけの裸木に。寒い冬の朝です。
そしてまた季節は巡る
梅の花が咲き、春がやってくる。八雲神社に花が宿る季節が、また始まりました。
春の雨に濡れた参道には、梅の花びらが。
同じようでも、毎年違う。境内の風景を撮り続けて
八雲神社を撮り始めてもう3年がたちました。
毎年、同じ花が咲き、同じ風が吹き、同じ陽が射すように感じるのもいいし、「あれ、こんな花咲いてたんだ」と、発見するのもいい。
朝のひととき、八雲神社の境内で見つめる四季。
いい時間なんだよなあ。