大根川・鈴川・金目川・花水川を縦断ウォーキング。ゴールは平塚駅!美しい風景が続く16.6キロ

河川敷ウォーキングが楽しい!

秋の風が涼しくなってきた2023年9月、いつもの友人とふたりで神奈川県・秦野市から平塚市を流れる金目川水系の4つの川を縦断ウォーキングしてきました。

ひとつ目の大根川は、小田急線・東海大学前駅からすぐ。山を遠くにのぞみながら、歩きやすい遊歩道をまっすぐ行くと、黄金色の田んぼが広がる田園地帯。そのまま鈴川に合流すると、コスモスや彼岸花が咲く美しい川岸の風景が続きます。

川幅が広くなってきたら、いよいよ金目川。そして、道の向こうに海を感じるころ、川の名前は花水川に変わって、海に流れ込んでいきました。虹ヶ浜の海岸で海風に吹かれたら、平塚駅までもうひと頑張り。

里の秋の美しい景色が次々と広がって、最後は雄大な海。心も体もキレイに入れ替わったような、素晴らしいウォーキングでした。

河川敷ウォーキングは、、

  • 河川敷はアップダウンがなく、基本まっ平。
  • 川に沿って歩くので、道に迷うことがない。(たまに迷うこともある)
  • 途中でリタイアしてバスや電車に乗って帰宅もOK。
  • 雨やトイレの際は、付近のコンビニやお店に避難できる。
  • どこまで歩くか、ゴールを柔軟に決められる

必要な持ち物はスマホ(地図アプリ)、帽子&サングラス(河川敷は日影が少ない)、飲み物、お昼ご飯。あとは季節や天候に合わせて選べばOK。歩きやすい靴はマスト。服装は暑さ寒さで脱ぎ着がしやすいものがオススメ

河川敷ウォーキングの楽しみのひとつは、一緒に歩く人とゆっくり話ができること。ゴールしたら駅前を探索して、地元のおいしいお店で乾杯しよう!

これまでの河川敷ウォーキングの記事はコチラ→ 河川敷ウォーキング

大根川・鈴川・金目川・花水川縦断ウォーキングのコース

さあ、早速ウォーキングスタート!

スタートは小田急線・東海大学前駅

改札を出て東海大学方面の出口に向かうと、広〜いデッキが。週末のせいか、学生さんや外国人の方が時折行き来するぐらい。静かな駅前。

大根川から鈴川まで

階段を下りて信号を渡るとすぐ、大根川。高い堤防に隔てられた川は、ちょっと近寄りがたかったけど、

少し歩けば、ほら。

い〜い感じの遊歩道がまっすぐ続きます。

木立に、芝生。歩きやすい

向こう岸は住宅街。白い壁のお家が、ヨーロッパみたい。

彼岸花の赤い色がアクセント

川の北側は田園地帯。ちょうど稲刈りのまっ最中。

ここで、実は橋を渡って川の南岸へ行った方が近道でした。私たちは、稲刈りの様子を眺めながら、そのまま北側の川岸を歩いてしまったのですが、、

写真の右側に見える白い橋。あれを渡って南側に行けば良かった。冒頭の地図にも書いておきました

そのまま進むと、道はどんどん川から離れてしまいました。

あれ?と思った時には、時すでに遅し。手前の流れは川ではなく、農業用水のようでした

来た道を戻るよりは、このまま行くか〜ということで、2キロ以上遠回りして川を追いかけます。

嫌な感じの黒い雲が広がってきました

不気味なカラスの鳴き声とともに、ポツポツと雨が降ってきた。今日の天気予報は「晴れ」なのに!

カァ〜、カァ〜

雨はそのうち、サーサーと音を立てて降り出しました。

田園地帯の一本道で雨宿りできる場所もありません。なんとか橋まで歩いて、柵を乗り越え崖を下り、橋の下で雨をやり過ごしました。

過ぎてみれば、この風景がいい思い出に。雨音を聞きながらのおしゃべりが楽しかった

鈴川から金目川まで

通り雨で長引かないだろうと予想していましたが、予想的中。30分ほどで雨は止みました。

橋の下から地上に出てみると、鈴川の合流地点

草の上には雨のしずく。空もだんだん明るくなってきました。

青空が広がってきた!

陽が射すと急に蒸し暑くなってきました。

鈴川も、気持ちのいい里の風景が続きます

堤防の上から、川を見下ろしながら歩きます。

鈴川

ひまわりと黄花コスモスが咲く道。ご近所の方々が育てているんでしょうね。

えのしろ公園到着。ここでトイレ休憩。「みんなのトイレ」スタイルで、広くて使いやすかった。

野球やサッカーができそうな、大きなグラウンド。日影はほとんどなし

川に戻って、ランチの場所を探します。ベンチなどはないので、川に下りる階段に座ってランチ休憩。木漏れ日がちょうど良い感じ。

おにぎりの人と、パンの人

ランチを食べながら見ていた風景。向こう岸は住宅街だけど、あまり人通りもなくて。ただただのんびり。ゆったりした時間。

カモがいました。見えるかな?

ランチを終えて、午後の部スタート。歩き始めると、さっそくコスモスが迎えてくれた。

よく来たね〜

川の向こうに山。まだ緑が濃い。

右側の斜面の一部が、なにやら赤く染まっています

彼岸花が斜面一帯に。これも、きっと手をかけている人がいるんですよね。

金目川河川敷に咲く彼岸花

赤、青、緑のコントラスト。

花と花の間には小道があって、花の中を歩くことができました。

整備してくれてるんだなあ

彼岸花を過ぎて、木立が続く道をどんどん行きます。

こちらは野生の黄花コスモス。自由に咲いてます。

野生には野生の美しさがありますね

金目川から花水川まで

鈴川と金目川の合流地点では、金目川サイクリングコースとも合流することになります。

山下サイクリング橋を渡る手前に、つい歩きたくなる一本道があるけど、これが要注意。ここは中州になっていて、一本道は行き止まりになってしまうんです。

山下サイクリング橋
シブい山下サイクリング橋

山下サイクリング橋の行き止まりの道
いい道なんだけど、行き止まりで引き返しました

ここからはサイクリングコースを歩きます。結構道幅は狭いので、自転車がきたら、譲り合い。

とはいえ、自転車もそれほど通らない

恒例のアイス休憩は、ファミリーマート平塚山下店で。奥の小さなイートインスペースが空いていて、座れました。

暑かったので、アイスコーヒーとチョコレートアイス

ふたたび歩き始めます。

金目川って、「かねめ川」か「かなめ川」か、どっちかな?と話していたけど、正解が登場。

漢字で書かないところがイイね!

海が見えてきました

あの橋の向こうは、海。だよね!

金目川と花水川の境目は特に看板や石碑は見当たらなかったけど、多分この辺から花水川になっていたみたい。

橋の向こうは何もない。海があるのみ

海に続く交差点は「花水川橋」でした。ここを渡れば、、

白黒ストライプが海に似合ってる

海!虹ヶ浜。

夕方一歩手前の太陽が、まぶしい。

ランニングマンがビーチを走っていく。

涼しい海風。ここまでの疲れも風に飛んでいくよう。最後に海が見られるのは、やっぱり格別。

ゴールの平塚駅に到着!

スニーカーの中に入り込んだ砂を感じつつ、最後のひと頑張りで、平塚駅に到着。

お疲れ様でした!

到着は午後5時。日が短くなったなあ

今回は、友人と私の帰宅事情により、平塚から東海道線で横浜へ移動。

銀座ライオンビヤホール相鉄店で、乾杯!しました。生ビールが身体中にしみわたって、ホント、おいしかった〜。

友人は、レモネードスカッシュエキストラ

美しい風景が次々と続くドリームコース

今までいろんな川で河川敷ウォーキングをしてきたけど、今回のコースはもしかしたら、理想のコースと言えるかも。

川はもちろん、山、花、里、田園、そして海。1日の間に次々と美しい風景を見ることができたドリームコース。人通りも少なくて、のんびりマイペースで歩けました。途中、雨に振られたり、遠回りして引き返したり、ちょっとした冒険があったのも、よい思い出。

夢のような時間を過ごして、2度とない今日を実感した、素晴らしいウォーキングでした!

これまでの河川敷ウォーキングの記事はコチラ→ 河川敷ウォーキング

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