お客様は神様?お客様はメンバー!お店とお客が一緒に作る幸せ時間。やっぱり外食は楽しい

最近少しづつ、外食する機会が増えてきました。やっぱりレストランやカフェでの食事は楽しいですよね。

休日の午後、混み合ったレストランで

友達と休日、遅めのランチをとった六本木のレストラン。食後のコーヒーを飲んでいると、後から来た隣の席のカップルの様子がちょっとヘン。どうも、頼んだ食事がなかなか運ばれてこないよう。

「あそこは私たちより後だったのに、もう食事が来ている」などと話していたかと思うと、お店の人に何も告げず、サッとコートを羽織ってお店を出てしまいました。

ほぼ満席の50席ほどの店内で、食事を運んでくれる店員さんは2名。「あっ」という顔でカップルが出て行ったドアを見ていました。

飲食店はセルフサービスの時代

コロナ禍以降、営業自粛や人数制限、人手不足など厳しい状況にある飲食業界。近所のカフェレストランはタブレット端末が置かれてセルフオーダー制に変わったし、会社近くにオープンした焼肉屋さんはセルフオーダー、ドリンクバー、食事はレーンで運ばれてきて、お会計以外全てセルフ。

セルフ制はお店の人手不足解消にも役立つし、お客さんとの会話を最小限にできるので、感染対策にもなるんですよね。オーダーから食事の提供まで早いので、急いでる時は客側にもメリットがある。これも時代ですね。

手作りの食事を人の手で届ける

あの六本木のレストランは、手作りの食事が人の手で運ばれてきます。お店とお客さんの間には、店員さんを呼ぶボタンすらなかった。ランチセットは良心的な値段で、11時から夜8時まで昼休みなしの通し営業。名物のラザニアやオリジナル醸造のクラフトビールなど、ここでしか味わえないメニューも多数。犬と食事ができるテラス席もあるし、子供からお年寄りまでいろんなお客さんを受け入れている。この時代に、上級のサービスを提供している、と言えるのかも。

お客もメンバーの一員

そんなお店なら、もし自分のオーダーがまだだったら遠慮なく言っていいよね。「私のランチセット、まだかしら?」って。「ああ、ごめんなさい。今すぐに」って、きっと返事があったはず。混んでる時は「デザートは別のお店にしようか」とお客の側で配慮があってもいいし。

一方、セルフ制に移行するお店なら、不慣れなタブレットでもオーダーしてみる。使い方が分からなかったら素直に聞けばいいよね。きっと店員さんが教えてくれるはず。

お客様は「神様」ではなく、お店の仲間、メンバーの一員。お互い助けあってお店の雰囲気を作っていく。コロナ後は、そんな考え方に変わっていくような気がしました。

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外食のない世の中なんて、ない

コロナになって、多くの飲食店が閉店する中、創意工夫してお店を続けてくれている。そんな飲食店の心意気に感謝。

親しい人たちとお店で食事を楽しむ幸せな時間は格別。

外食のない世の中なんて、あり得ないから!

BRASSERIE VA-TOUT (ブラッセリー・ヴァトゥ) 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル1F TEL : 03-3568-2080

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