横浜市青葉区のパン屋さん。みんな違ってみんないい! 第1回 ぷてぃらぱん、徳太朗
駅でいえば、東急田園都市線のたまプラーザ、あざみ野、市が尾、青葉台。さらに横浜市営地下鉄のセンター南、センター北あたり。このエリアには20件以上もの独立系パン屋さんがあります。
予約可能なお店もあり、私もかつては朝開店と同時に電話して、食パンやバゲットなど取り置きしてもらってました。そうしないと午後はもう売り切れて、お店も閉まっちゃう。この辺りのパン屋さんは、基本売り切れ次第終了。
もうひとつの注意点は「駅から遠い」こと。その上、駐車場がないパン屋さんもあって、買いに行くお客の方も決意が求められます。
私も最近は「このお店じゃなきゃだめ」というのではなく、いろんなお店のパンを味わっています。どのお店もそれぞれに、みんな違ってみんないい。
第1回は、青葉区荏田西の「ぷてぃらぱん」と、青葉区元石川町の「徳多朗」をご紹介します。
私たちを幸せにしてくれる、パン屋さんとパンに感謝の気持ちを込めて。
これまでご紹介したパン屋さんの記事はコチラ:横浜市青葉区のパン屋さん。みんな違ってみんないい!
住宅街のかわいいパン屋さん、だけじゃない。ここにしかない楽しいパンと出会える「ぷてぃらぱん」
- お店の住所:横浜市青葉区荏田西4丁目9-22 ぷてぃらぱん
- 営業時間:月曜・土曜 11:00〜14:00 のみ!
女性のパン職人さんがひとりで製造・販売しているお店です。最寄りの市が尾駅からゆっくり歩いて20分ぐらい。荏田西小学校の近くです。周りは静かな住宅街で駐車場はなく、路駐もNG。
近隣の方に愛されているお店なので、パンを選びながらみんな職人さんと楽しくおしゃべり。お店の隣がご自宅で、優しいご主人が試食を配ったり、家から補充のパンを運んできたり。行列はゆっくりと進みます。
かわいい店構えにも関わらず、こちらのパンは独創的。職人さんのアイディアが光る攻めたラインナップばかり。富士山パンの中身は抹茶パンに、甘さ控えめな抹茶クリーム。こんなパン、他にはないですよね。
焼きカレーパンの中にはちょっとスパイシーなカレーがぎっしり。お肉もじゃがいももゴロゴロ入ってます。
おにぎりパンの中身は甘辛い牛肉のしぐれ煮がたっぷり。こんなパン見たことない。攻めてるな〜
お店は職人さんひとりしか入れないほど小さい、小人のおうちのよう。
かわいくてユニークで楽しくて、おいしい。
行列の先にあるパン職人さんの明るい笑顔で、待ち時間も苦になりません。
青葉区で開業30周年以上、進化し続けるパン屋さん「ベッカライ徳多朗」
- 徳太朗元石川店:横浜市青葉区元石川町 6300-7 営業時間:月・金・土・日 6:30-16:00
1990年創業、老舗のパン屋さん。徳永夫妻が経営する人気不動の有名店です。
30年ずっと、お客さんの声に応え続け、おいしいパンを追求し続ける姿勢はリスペクト。老舗でありながら、決して停滞することなく今もフロントランナーとして進化し続けるパン屋さんです。
開店当初はたまプラーザ駅近くでしたが、2011年の秋に大きなお店を新築して移転(元石川町店)。今は、たまプラーザ駅から徒歩で30分、もしくはバス。車なら駐車場が15台。お店の前に車の行列ができることもありますが、回転は早いので落ち着いて待つべし。
パンの種類も数も豊富で、並んでいる間にも次々厨房から焼き立てが運ばれてきます。あんこやフィリングをお店で手作りする定番パンはとってもおいしい。ちょっとアイディアをプラスして「これもアリか!」と驚かせるパンも多数。
ミルククリームは徳多朗の代名詞。香ばしい小さなフランスパンに、ちょうど良いとしか言いようのない甘さとコクのクリーム。この組み合わせを考えつくのがスゴイ。
季節のデニッシュ。さくさくのパンに、りんごがトロリ。秋を感じる色と味。
お店で炊いているつぶあんたっぷりのあんぱん。鉄板です。
地味だけど、徳多朗でぜひ味わいたいのがミニ食パン。通常の角食パンよりひとまわり小さい手のひらサイズ。
サイズを変えただけでこんなに食べやすいとはまさに目からウロコ。小さいので、手軽に分厚いトーストが楽しめます。おいしいパン屋さんは食パンでわかる!
今回はふたつのお店を紹介しましたが、まだまだ横浜市青葉区には私たちを幸せにしてくれるおいしいパン屋さんがたくさんあります。
次回もお楽しみに。