404エラーでウェブサイトが閲覧不能!突然なぜ?どうする?

404エラーってご存知でしょうか。
例えばGoogleで検索したWebページのリンクをクリックすると「アクセスしようとしたページは見つかりませんでした」というメッセージが出て、Webページが読めない。

当ブログサイト「坂や丘のある町 walk along」は、2020年にスタートして5年目。毎週1本、新しい記事を更新し続け、今日までに記事数は250本以上。
その間、記事の内容にはこだわってきたけど、ウェブサイトがどうやって動いているのか、裏側のシステムのことは、ほとんど分かっていませんでした。
ある日突然、404エラー発生!全ページが閲覧不能に
外出先からなにげなく「坂や丘のある町 walk along」にアクセスしてみたら、、、なんとスマホの画面いっぱいに404エラーが!
どのページをクリックしても、404エラー。つまり、全ページが閲覧不能になっていました。
今朝までは、何の問題もなかったのに!
サイトが乗っ取られた?
えーっ!!
頭が真っ白になりました。
ハッカーに乗っ取られたのか?ウィルスに感染したのか?なぜ?
原因もわからないし、どうしたらいいかも分からない。
404エラーは、例えばURLが間違っていたり、既にリンク切れのURLにアクセスしたりすると起こるエラー。私のケースのように、何もしていないのに突然250ものWebページ全てが404エラーになるのは、普通のことじゃありません。
急いで帰宅して、ネットで「404エラー大量発生」「原因」「解決法」などなど夜更けまで調べまくりました。
その結果、どうも「.htaccess(エイチティーアクセス)」というファイルが書き換えられたことで、Webサイトが正常に表示されなくなったみたい。
でも、いったい誰がそんなことを?
それに「.htaccess」ファイルってなんなのか、、、。見たことも触ったこともないよ。
見つけたとしても、そんな重要ファイルを素人の判断で編集しちゃって、それこそWebサイトが崩壊したらどうなるの?
初めてサポートに連絡
翌朝、「もしかして夜のうちに元に戻っていたりして、、」なんて甘い期待を胸に「坂や丘のある町 walk along」にアクセスしてみましたが、やはり昨日同様、404エラー画面が出てくるばかり。
砂を噛むような気持ちで、出勤。会社で仕事していても、心は暗い。
コツコツ続けてきたブログサイトなのに。。一銭も儲けているわけじゃないのに。。なぜ、こんな地味なサイトが目をつけられるの。。
こうなった以上、自分ひとりではどうしようもできない。知見を持つプロに聞いてみるしかない。
と、その夜。
レンタルしているサーバーと、数日前に導入したセキュリティプラグインの問い合わせ先に状況を連絡して、初めてサポートを依頼しました。
お問い合わせフォームに入力してメールの返信を待つわけですが、どっちにしても復旧作業をするのはWebサイトの管理者である自分。
Web技術に明るくない自分が、メールのやりとりだけで作業内容を理解して、即対応できるようなアドバイスがもらえるのでしょうか。返信だっていつくるのか、きっと時間がかかるんだろうな、、。
イライラ。もやもや。どよ〜ん。
サポートから返信がきた!
と、落ち込んでいると、なんとすぐ返信がきました。それも、海外から。セキュリティプラグインは、海外のメーカーが提供しているアプリで、もちろん返信はすべて英語。
しかし、書いてあることはシンプルで、分かりやすかったです。
返信の冒頭「それは大変だったね。よくわかるよ。だけど、大丈夫。ときどきあるんだ、こういうこと」的なことがフレンドリーな英語で書かれていて、ぷしゅ〜と緊張が解けました。
ハッカーじゃなかった!プラグインが原因だった!
いわく、WordPressの特定の場所に書いてあるコードを「.htaccess」ファイルの一番下に追記すればよい、と。
Webサイトが閲覧できるようになった!
「.htaccess」ファイルは、Webサーバーの挙動を決定する設定ファイルで、レンタルしているサーバーの管理画面からアクセスします。
5年もWebサイトやってるのに、サーバーの管理画面を操作した経験はほとんどナシ。パスワードの確認からスタートしましたが、必死でマニュアルを読んだり、ネットでやり方を確認したりして、やってみました。
「.htaccess」ファイルの編集画面に辿り着くと、「この機能は上級者向けの機能です」の注意文が。つまり、素人は触っちゃいけない画面です。
「オッ」と思いましたが、ここはやるしかない。
言われた通り、コードを追記して、確認ボタンを押す。。。緊張で指が震える。。。
と、その直後。
「坂や丘のある町 walk along」が今まで通り、復活!
全てのページが元通り、閲覧できるようになりました。
新しいプラグインを導入した時は要注意
ネットではよく言われていることですが、やはり新しいプラグインを導入した時は注意が必要なんですね。特にセキュリティプラグインは色々な機能が含まれており、設定も複雑で、Webサイトのファイルに影響を与えることもあるみたい。
プラグイン自体がWebサイトを破壊してしまうことはなく、どうしても使いにくい場合はプラグインを無効化したり削除すれば、元にもどります。
ただ、プラグインに脆弱性(セキュリティ上の欠陥)があると、そこからハッカーに攻撃されることもあるので、まめにバージョンアップしておいた方がいい。バックアップもちゃんととって、「万が一」を念頭に、できる限りの対策を継続する、ということですね。
めんどくさいけど。
ちょっとWebシステムに詳しくなった?
今回、突然のWebサイト閲覧不能で、自分的には大騒ぎでしたが、まあ、とっても勉強にはなりました。
5年もコツコツ続けてきた「坂や丘のある町 walk along」ですから、これからも安全に運営していけるように、Webの知識や技術を理解することはとっても大事なんですね〜。
あと、プロに早めに相談するのも大切だな、と。
サポートにはユーザーから多種多様な質問が集まっているから、原因の切り分けや解決策の提示も迅速なんですね。返信も意外に早くて、「24時間以内の返信」を心がけているところが多いことも分かりました。
膨大なネットの世界。
「坂や丘のある町 walk along」は、まだまだ弱小の個人ブログですが、いつも見にきてくださる読者の方々と一緒に、細く長く続けていきたい。
もうすぐ、「坂や丘のある町 walk along」は5周年を迎えます。
早っ!