八雲神社の四季・1 (2021 – 2022) 小さな境内で咲く花々

八雲神社は横浜市青葉区、市ケ尾町にある小さな神社。

住宅街の中にひょっこり現れるお社は、古くからこの辺り一帯の鎮守様として信仰を集めていたそう。

周囲の家々からアタマひとつ分ぐらい高い場所にあるため、意外に眺望がよく、散歩の途中時々立ち寄ってお参りしていました。

そして、ある時気がついた。

行くたび、狭い境内のどこかに何かしら違う花が咲いている。四季折々、いろんな花が。

きっと、氏子や近所の方々が手入れしているのでしょうね。

手を合わせてちょっと腰掛けて、境内を眺めていると心が穏やかに、静かになります。そんな町の鎮守様、きっとあなたの近くにも。

四季を通して撮影した八雲神社の花々、境内の様子をご紹介します。

八雲神社は鳥居をくぐった階段の先にお社があります。

暖かい春の朝の光が階段を照らして。

鳥居の足元には紫色のかわいい花。この頃は、境内でウグイスの声がよく聞こえます。

前夜、雨が降ったあと鬼ゆりの花はしっとりとしずくに濡れて。写真ではあまり見えないかな。

鳥居の向こうにスックリと立つ、ひまわり。周囲はセミの大合唱。汗だくで散歩する季節。

秋の始まりに咲く彼岸花。

深まった秋、落ち葉。

早朝、凍つく手水。

咲きこぼれる椿の花。

そしてまた春が

咲いて初めて、こんなところに桜の木があったんだ、と気がつきました。

太古の昔から

この辺は古墳も多く、古代から集落がひらけていたそう。大昔の人たちも、この場所で心静かに手を合わせていたのかなあ。

太古の昔から続く八雲神社。小さな境内で豊かに巡る季節。

なんかいいんだよなあ。

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