有効期限を過ぎたタネ。冷蔵庫で密閉保存して翌年も活用!タネまき前に発芽率を確認できるよ

ベランダで10年以上、いろんな野菜を育てています。
プランター栽培ですから、タネを買っても実際にタネまきするのはホンの数粒。大半のタネは使われないまま有効期限を迎えてしまいます。
そう、タネには有効期限があるんです。

以前、古いタネを使ったせいか、半分ぐらいしか発芽しなかったことがありました。
一年に一度しかない栽培のチャンスでミスしたくない!と、それ以来、有効期限を過ぎたタネは捨ててしまうこともありました。もったいない、と思いながら。。
しかし!
適切に保存して、タネまき前にひと工夫すれば、有効期限を過ぎたタネでも発芽することが判明。
「カンタン発芽テスト」で、だいたいの発芽率をタネまき前に確認することもできるので、やってみましょう〜

記事執筆 & 写真撮影 青山田あかり
神奈川県 横浜市在住。写真ブログ「坂や丘のある町 walk along」に、気楽な記事を毎週投稿しています。
有効期限を過ぎたタネでも元気に育ってる
こちらは、有効期限を1年以上過ぎたタネから発芽した、今年(2025年)の我が家のミニニンジン。

ニンジンは発芽すれば「ほぼ成功」と言ってもいいほど発芽が大切な野菜だけど、去年の余りタネから芽を出して、元気に育っています。

参考記事:プランター栽培でも参考になる「農家が教える人参の育て方 栽培の出来は種まきで決まる!」
タネの有効期限は法律が決めている
そもそもタネの有効期限ってどういう基準で決まっているんでしょうね。
調べてみると、種苗法によって一律に決まっているんだそう。発芽試験から1年以内、気密包装したタネの場合は2年以内と表示することが義務付けられている。
ということは、、、。
有効期限を過ぎたからって、すべてのタネが発芽しない、わけじゃない!
タネによって、保存の方法によって、ちゃんと発芽する場合も結構ありそう。
大賀ハスなんて、2000年以上前の地層から発見されたタネが発芽したんだからね〜。
余ったタネの保存、どうしてる?
タネは低温と低湿度の環境で寿命が伸びるといいます。一般的に最適な保存場所は冷蔵庫。
ワタクシは通常の冷蔵室で保存しています。野菜室は湿度が高い設定になっていることがあるし、冷凍庫はタネが凍って組織が壊れることもあるらしいので。
手順はこちら↓
- 余ったタネを密閉容器に入れる (フタがしっかり閉まるビンなど)
- 冷蔵庫で低温保存 (約1年)
- 翌年、タネまきのシーズンがきたら冷蔵庫から出し、1週間以上常温に置く
- タネまきする
タネまき前に、しばらく常温に置いておくことは結構大事な気がします。
冷蔵庫から出してすぐタネまきした時と、常温に置いてからタネまきした時では、常温の方が発芽率が良かったです。
詳しい理由は説明できないけど、自分がもしタネだったら、、。
冷蔵庫から出してすぐタネまきされても、冷え切った体じゃ十分ポテンシャル発揮できないかもしれないですよね!

自分でできるカンタン発芽テスト
ミニニンジンのタネでやってみました!
- 野菜や果物などのプラ容器を準備
- ティッシュやペーパータオルを敷いて、タネが流れない程度にしっかり水分を含ませる。
- 数粒タネを置いて、室内の明るい場所に置く
- 数日たって、根が出てきたタネの数によって発芽率を予測

タネを置いてから4日後、ほとんどのタネから小さ〜な根が出てきました。

発芽率、大丈夫そうですね!
ミニニンジンの成長とともに、年末が近づいてくる
ミニニンジンの収穫は12月下旬。
毎年この時期、ミニニンジンの成長を眺めながら「今年もあと2ヶ月あまり、、」という事実に気づいて驚いてしまう。

ホントに時間が経つのが早い!
まだ残りの2ヶ月、やることいっぱいあるし!
ミニニンジンの葉がふわふわ風に揺れるように、焦らず慌てず、流れにのってマイペースで。
今年を乗り切りたいな〜。
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