
河川敷ウォーキングが楽しい!
2025年3月中旬、いつもの友人とふたりで三浦半島を東から西へ横断してきました。
スタートの横須賀中央駅から坂道をのぼっていくと、歴史ある商店街。新しいカフェやおしゃれな飲食店が自然に溶け込んでる。
河津桜が満開のお寺で手を合わせ、しばらく歩くと葉山の里山風景が。小さな滝にはお不動様がまつられていました。
アメリカ・西海岸の風景を思わせる「湘南国際村」では急な階段に息を切らしたけど、登り切って振り返ったら、相模川の風景が一望に。
海岸へ続く道沿いに流れる関根川は、小さくても両側を山に挟まれた渓谷。静かな冷気を感じました。ゴールの久留和海岸で午後の日差しに包まれたら、バスでJR逗子駅へ。
13.6キロのコースには、街、道、里山、滝、住宅地、川、渓谷、海岸、とさまざまな風景が入れ替わり立ち替わり現れて、飽きることがありません。
歩いて、おしゃべりして、写真を撮って、お菓子を食べて。心から春を楽しんだウォーキングでした。
河川敷ウォーキングは、、
- 河川敷はアップダウンがなく、基本まっ平。
- 川に沿って歩くので、道に迷うことがない。(たまに迷うこともある)
- 途中でリタイアしてバスや電車に乗って帰宅もOK。
- 雨やトイレの際は、付近のコンビニやお店に避難できる。
- どこまで歩くか、ゴールを柔軟に決められる
必要な持ち物はスマホ(地図アプリ)、帽子&サングラス、飲み物など。あとは季節や天候に合わせて選べばOK。歩きやすい靴はマスト。服装は暑さ寒さで脱ぎ着がしやすいものがオススメ
河川敷ウォーキングの楽しみのひとつは、一緒に歩く人とゆっくり話ができること。ゴールしたら駅前を探索して、地元のおいしいお店で乾杯しよう!
これまでの河川敷ウォーキングの記事はコチラ→ 河川敷ウォーキング
関根川ウォーキングのコース
さっそくウォーキングスタート!
- 10:00 京浜急行横須賀中央駅
- 10:30 西来寺(満開の河津桜)
- 11:00 はまゆう公園で休憩(トイレあり)
- 12:30 不動滝
- 13:30 湘南国際村グリーンパークでランチ休憩
- 15:20 関根川遊歩道
- 15:50 久留和(バス停)
- 16:50 JR逗子駅
三浦半島はアップダウンが多い地形。今回のコースも坂や階段は多いけど、道は整備されていて歩きやすい。コース上にはコンビニや公園がいくつもあるので、休憩やトイレは場所を選ばず、安心。
スタートは京浜急行・横須賀中央駅
西口の改札を出ると、正面に満開のミモザの木が。黄色い花が房になって咲いていました。

明治時代から続く商店街
駅からすぐ、坂道(平坂)を登っていきます。

坂を登った先は、「うわまち銀座商店街」。明治から100年以上も続く商店街で、今も個人商店がたくさん軒を連ね、とってもいい雰囲気。
花屋さんの軒先に、ブーケの自動販売機を発見。お店は空いているけど、販売機でも買えるのね。

歴史ある商店街だけど、よ〜くみると、新しいモダンな雰囲気のお店が自然に溶け込んでる。

立派な煙突を背負ったお風呂屋さんもありました。

満開の河津桜に誘われて、西来寺へ
商店街が途切れて、「横須賀アリーナ」の看板が見えてきたあたりで、トイレ休憩。コンビニでお菓子を買って、「はまゆう公園」で休憩しました。
休憩後、さあっと歩き出すと、お寺の山門から満開の桜が目に飛び込んできました。

立ち寄ってみると、創建1200年以上という由緒ある「西来寺」。山門を彩る河津桜が見事。

池上十字路まで
西来寺を後にして、ここからしばらく交通量の多い道路と並んで歩きます。

トンネルを出てしばらく行くと、レトロな雰囲気のラーメン屋さんが。ちょうどお昼どきで、駐車場は満車。地元の人気店なんだろうなあ。

下山川から不動滝へ
ラーメンくるまや葉山店からしばらく直進すると、「不動橋」交差点で下山川とぶつかりました。

春の小川の歌詞を思い出すような、明るい川の流れ。

ここで車道と離れて、丘を登る方へ進路をとります。

竹林が影をつくって、ちょっと辺りが暗くなってきました。

すると、、、小さな滝が。不動滝です。

近くの大楠山の湧き水が源流で、下山川に注ぎ、相模湾に流れ込んでいる滝です。昔はここで滝行をする人たちも多かったそうで、周辺には、たくさんお店もあったらしい。
さっき通った桜と竹の道も、昔はにぎわっていたのかな。

上山口の棚田から湘南国際村へ
だんだんお腹が空いてきた。
今日のお昼は湘南国際村の予定。どんどん行くぞ!

農家さんの倉庫には、干し大根がぶら下がっていました。

里山に棚田。「にほんの里100選」にも選ばれている上山口の棚田。奥には三浦アルプスが。

ゴルフ場から三浦半島中央道路に続く車道。湘南国際村は、この先。

本日2度目のトンネル。

湘南国際村へ到着
湘南国際村は、1994年に設立された多目的地域で、企業の研修・研究施設や、一般の住宅、インターナショナルスクールやホテルなんかもあります。

お昼休憩の目的地、「湘南国際村グリーンパーク」は、敷地の一番高いところにあります。先が見えない階段を登って、、

振り返ったら、晴れた相模湾が一望できました。

グリーンパークはこの丘の上。

ふと、空を見上げると、とんびがぐるぐる旋回して、私たちを見下ろしていました。
丘の上はさえぎるものが何もなくて、とっても気持ちのいい風景だけど、ここでお昼を食べるのは危険。とんびに横取りされてしまう。
登った丘を反対側に降りて、木立に囲まれベンチで昼食。とんびの襲来はなく、安心してお昼を食べることができましたよ。

湘南国際村から関根川へ
湘南国際村は、立派な住宅が多い。壁の色もカラフルで、まるでアメリカ・西海岸に来たみたい。
広い道路の両側に、一軒家のレストランやカフェが建っていて、駐車場も広いんです。

おしゃれなカフェと、気さくな貸し畑の看板が両隣に立っているのも、この辺りの雰囲気を表してる。

関根川と合流
今日のウォーキングのクライマックス、関根川を見つけました。

関根川は湘南国際村の敷地内に源流がある小さな川。

ところが、遊歩道に降りると一瞬にして深い渓谷の景色。気温も一度ぐらい下がったような、冷気を感じました。

小さな滝もありました。

午後の陽が傾いてきました。美しい山と渓谷の景色。

遊歩道をさらに進むと、「立ち入り禁止」の文字が。道も途切れて、これ以上先には進めないよう。

短い時間だったけど、関根川の流れに沿って、深い渓谷を気持ちよく歩くことができました。
久留和海岸へ
さあ、ここから一気にゴールへ。
関根川の遊歩道から車道に戻って、800メートルほど行けば、もう相模湾。久留和海岸です。
バス通りに出て、狭い路地を降りると、、

岸壁に白い波が寄せては返し、、

午後の最後の光が、まぶしく海を照らしていました。ここまで、13.6キロ!ついにゴール。

帰りはバスで、JR逗子駅へ
バスに乗って国道134号線沿いにJR逗子駅へ向かいます。

道すがら、久留和の海水浴場や葉山御用邸の大きな門が見えました。
楽しかった三浦半島横断と関根川ウォーキング
横須賀の商店街を抜けて、里山や棚田を見ながら歩いて、湘南国際村の丘の上から相模湾を見下ろして、アメリカ・西海岸のような風景に出会って。最後は関根川の小さな流れと意外に深い渓谷の風景に驚きました。
くるくると風景が入れ替わって、次々に新しいシーンが現れてくる、映画の中を歩いたような13.6キロのウォーキング。とっても楽しかった!
実はこの日、友人も私も翌日用事があったので早めに帰宅する必要があり、逗子の町を散策して乾杯することはできませんでした。逗子は、駅前に大きな魚屋さんがあったり、老舗のお店がいくつもあったり、カフェや居酒屋の暖かい灯りも見えて、町歩きも楽しそうだったなあ。
これは、いずれまた戻ってきなさい、ということですね。
「よし、また行くぞ!」の、三浦半島横断と関根川ウォーキングでした。