東京・池袋防災館でナイトツァー。災害は夜だって起こる!就寝中の地震に備えよう

「もし夜、災害が起こったら、、、」を実感できる防災体験に、友人と参加してきました!
地元・神奈川を飛び出し、大都市東京へ。
東京には3つの防災館 (池袋・立川・本所) があり、それぞれ特色ある体験や見学ができます。都民でなくてもOK。
池袋防災館で体験できるのが「ナイトツァー」(毎週金曜・午後17時、19時開催。要予約)。夜間の防災体験です。
ナイトツァー開始とともに館内は消灯。非常灯だけが灯る中、配られたLEDライトで足元を照らしながら体験コーナーへ。
体験できるのは、防災ビデオ・地震・消火・煙の4つ。特に地震コーナーは「就寝中に地震が発生したら」という前提で、マットに横になって震度6を体験しました。
ツァー終了とともにパッと電気がついて明るくなったらホッとしちゃった。暗闇って、それだけでちょっと恐怖ですよね〜。
ナイトツァーに参加したことで、夜に発生する災害を具体的に考える想像力が鍛えられました。
他にも池袋防災館では、外国人のための「やさしい日本語防災体験ツァー」や、一才未満の赤ちゃんがいるご家族向けに「応急手当講習会」などいろんなメニューがあるみたい。

記事執筆 & 写真撮影 青山田あかり
神奈川県 横浜市在住。写真ブログ「坂や丘のある町 walk along」に、気楽な記事を毎週投稿しています。
池袋防災館は、消防署の中にある
池袋駅の西口(南)・メトロポリタン口から歩いて5分。池袋消防署の4階・5階が池袋防災館。

エントランスを入ると正面には消防署の受付。消防士さんと目が合って、ちょっと緊張しちゃうけど、エレベーターで4階の防災館へ。
LEDライトが配られて、ツァー開始
防災館の受付では、ツァー参加者にLEDの小型ライトがひとつづつ配られます。

まずは視聴覚室で防災ビデオを視聴。その後、インストラクターから簡単な説明があり、さっそくツァー開始。暗い館内を、LEDライトで足元を照らしながら5階へ。
地震体験コーナー
日中行われる通常の地震体験では、テーブルや椅子を置き、参加者は座って体験するそう。ナイトツァーでは夜間の就寝中を前提に、布団と枕代わりのマットが敷いてあります。

体験前には、2面の大きなスクリーンで東日本大震災の被害の様子を伝えるビデオを視聴。

マットに横になると、ほどなく緊急地震速報。その後、震度6の揺れが起こります。
体験者はマットの上で背を丸くしてしゃがみ (ダンゴムシの姿勢)、枕を後頭部にあてて、まずは頭を守る。急に立ち上がると揺れに足を取られて危険です。
寝室のレイアウトにも注意点が。
ベッドや布団の近くには大きな家具を置かないことが大事。上からの落下物や転倒した家具によるケガ、家具がドアを塞いで部屋から出られなくなるなどの被害が過去の地震で発生しているそう。
さらに、地震が引き起こすのは揺れだけじゃない。
「大きな地震の後は、必ずと言っていいほど停電します」とインストラクターの方。
すぐ避難できるようにLEDライトや懐中電灯、上着や服を手に取れるところに置いておくのが良い。
消火体験コーナー
地震のあと停電があり、その後は?
そう、火災の発生です。
激しい揺れで電気ストーブに衣服やモノが接触して発火したり、停電からの復旧時に電気系のコードがショートして火災になるなど電気が原因の火災 (電気火災)は、2024年の能登半島地震でも、出火原因のひとつであると言われています。
消火体験コーナーでは、「地震直後に電気火災が発生した」という状況で、消化器を使って火を消します。

日本で使われている消化器はすべて、「①黄色い安全ピンを抜く、②ホースを外して先端を火元に向ける、③レバーを握って薬剤を放射」の3ステップなんだそう。
薬剤が放射されている時間は消化器の種類によって違うけど、短いと15秒程度、長くても1分ぐらい。限られた時間内に、しっかり火元に向けて集中放射して消火!

ただし、火が天井まで到達してしまったら、消化をあきらめて即、避難。自分の命を守るため、ここの判断は重要。
煙体験コーナー
地震→停電→火災となると、煙の中を避難しなくてはなりません。
煙体験コーナーでは、商業施設など建物が火災に見舞われた想定で、訓練用に発生させた煙の中を避難します。
実際の火災では、煙=有毒ガス。吸い込むと中毒を起こしたり、熱で喉が大火傷する可能性がある。ハンカチがなかったら、衣服や袖などで口と鼻を押さえ、低くしゃがんだ体勢の「にじり歩き」で出口へ移動。

しゃがむと、廊下の低い位置にも緑色の出口誘導灯が灯っているのが見えました。低い姿勢での避難に合わせて、消防法で設置が義務づけられているらしい。
体験の中では、これが一番キツかったかも。腰も膝もギシギシ、ミシミシ、ちょっと痛かった!
「大切なのは、引き返さないことです」とインストラクターの方。「たとえどんなに大事な忘れ物があっても、引き返さずに出口を目指しましょう」
お子さんや高齢者と一緒の場合は、目が届くように自分のすぐ前を進んでもらうのがよさそう。はぐれちゃっても引き返せないんだから。
煙体験を最後に、ナイトツァーは終了。
館内の照明がつくと、そこは日常の世界。明るい館内を受付へ戻りました。
池袋防災館の展示
体験ツァー以外にも自由に見学できる展示が。
防災館入り口のロビーでは、マンション住民の備えや避難に関するビデオがループ再生されています。

ビデオでは、地震の揺れで廊下の棚がトイレのドアを塞いでしまい、中にいた大学生がトイレから3日間出られなくなるエピソードが出てきます。もし自分だったら、、。
家具の配置や、転倒防止対策は大事!
家具転倒防止対策
ということで、家具転倒防止対策の展示をチェック。

棚の扉が揺れで開いて中のモノが飛び出さないよう、後付けできる「とびらロック」。

いろんな消防車と撮影コーナー
消防署が管轄する防災館ということで、いろんな消防車が紹介されていました。

記念撮影コーナーでは、消防車と特殊救急車 (EV)を背景にパチリ。

まとめ
眠らない繁華街、池袋にある防災館で体験したナイトツァー。
毎週金曜日の17時と19時に行われているので、昼間時間がとれない人でも参加できるのはとってもいいな〜。暗い館内をLEDライトで照らして移動するのも、ナイトツァーならでは。「夜間災害」をヒシヒシと実感することができました。
防災センター巡りはこれで4回目。でも、毎回忘れてることを思い出したり、改めて意識することがあったりして、定期的に危機感をアップデートするのは大事だな、と。
ワタクシたち、地震大国・日本の住民ですから。
ところで、使用したLEDライトはなんと、持ち帰ってもいいとのこと。さすが東京だな〜、と、ありがたくいただいてきました。

3つある東京の防災館 (池袋・立川・本所) 。それぞれ個性があるんですよね。
次はどこに行こうかな。
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