12月のフォトギャラリー公開!今月のテーマは「新生活」

フォトギャラリーでは、毎月テーマを決めて撮影した写真を3枚公開しています。

テーマは私が通う写真学校の宿題として出されたもの。授業は月に一度。生徒は1ヶ月かけてテーマに沿った3枚の写真を撮影します。

何かを伝えられる写真。今しかない一瞬を切り取った写真。見てくれた人がポジティブな気持ちになれる写真。そんな写真を撮影したい。

写真学校の様子とともに、撮り下ろし写真をご紹介します!

「新生活」と言えば、、、

2021年10月からスタートした写真学校の上級クラス。1年後に提出する卒業制作、10枚の組写真を完成させるためのトレーニングが続きます。

今月のテーマは「新生活」。先生は「コロナになって生活が一変したり、新しい生活様式を取り入れた人もいるかもしれないね」と。

しかし、私にとって「新生活」と言えば、5年後60歳になり、会社を定年退職したあとの「生活」。これぞ「新生活」です。

生活も成長もチャレンジも友人も、チームワークや若い世代との交流、社会の変化もほとんどすべて、会社を通して吸収してきた。会社に丸抱えで依存してきた。そんな一面は否めません。

会社を離れて、私は自分の生活を自分で創っていけるんだろうか。5年後といえば、両親は89歳。家族も大きく変わっているかもしれない。

タイトル:自分で立つ

さて、今月の宿題。まずは、3枚の写真をご覧ください。そのあと、ステートメントが続きます。

ステートメント:自分で立つ

5年後、世界はどうなっているんだろう。
私はどうなっているんだろう。
母はどうなっているんだろう。
会社はどうなっているんだろう。
この町は、この国はどうなっているんだろう。

世界は変わり続けている。

5年前のことを思い出そうとして、ネットをググった。
そのぐらい、5年前のことが、もう思い出せない。

おぼえているのは、母がまだ元気で、私の住む町まで訪ねてきてくれたこと。
ふたりで買い物して、駅前の喫茶店で休憩しながらおしゃべりしたよね。

5年後、私は会社を卒業して新しい生活を始める。
自分の目で見て、自分の手で作り出し、自分の足で立つ。そういう生活だ。

私は変わり続ける。
すべては変わり続けるだろう。

変わり続ける世界の中で、思い出だけは変わることがない。
たくさんの思い出が、この先の長い道のりを照らしてくれる。

3枚の写真の順番

実はこの写真、私が選んだのは上からこんな順番でした。

先生は「上から順番というのは王道だけど、ちょっと崩すだけでも伝わることは変わってきます」「最後に希望を感じさせたいんだったら、目を最後に持ってきた方がいいんじゃないかな」

確かに〜!! ということで、順番変更。

そして先生もクラスメートも、手の写真のインパクトをほめてくれました。「今まで撮影したセルフポートレートの中で、一番の出来じゃない」。そっか、顔なんかより、「手」だと。

表現ってなんのためにするかっていうと、やっぱり最後は自分のためなんでしょうね。自分が元気になるため、自分が納得するため、自分が生きるため。

この写真とステートメントが、本当にこれから、私の力になってくれそうな予感がしました。

その予感を、今はそのまま受けとめるしかない。。

それでは、また来月。

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