【2022年2月 フォトギャラリー】季節はさらりと行ってしまった。日々は平穏であるように見える

フォトギャラリーでは、毎月テーマを決めて撮影した写真を公開しています。

テーマは私が通う写真学校の宿題として出されたもの。授業は月に一度。生徒は1ヶ月かけてテーマに沿った写真を撮影します。

何かを伝えられる写真。今しかない一瞬を切り取った写真。見てくれた人がポジティブな気持ちになれる写真。そんな写真を撮影したい。

写真学校の様子とともに、撮り下ろし写真をご紹介します!

もう2度と会えないひとたち

先生が、今月のテーマ「季節はさらりと行ってしまった。日々は平穏であるように見える」を発表した時、すぐ頭に浮かんだのは、もう多分2度と会えない人たちのこと。

「じゃあ、またね」と別れたきり何年も会えないまま亡くなってしまった人もいるし、お互い元気でも連絡を取り合うことはなく、もう多分会えないんだろうな(会わないんだろうな)、と思ってしまう人もいます。

「じゃあ、またね」と別れた時は、もう2度と会えないなんて考えてもいなかったのに。

今月の写真5枚、ステートメント(文章)とともに、ご覧ください。

タイトル:あなたの影

「気をつけて。また連絡するね」と言った。

「落ち着いたらこっちから連絡するから」と言って、あなたはゆっくりアクセルを踏んで角を曲がっていった。

あのときすでに「もう会いたくない」という暗い決意が、あなたの胸に芽生えていたのだろうか。

あれから何年もたち、私たちはやっと、あなたとはもう会えないのだ、という事実に気づく。

すべてはとうの昔に終わっていたのだ。もう取り返しがつかない。

どうすればよかったのだろう。

あのときも、あのときも。

あなたは傷ついていたのか。

あなたと会えなくなった今、答えは不明のまま。

影だけが、いつまでもそこに残っている。

誰の視点なのか、明確にすることで感情が伝わる

先生は「この写真を見た人が、自分にとっての”あなた”を想像できる作品になっているのはよかったね」と講評。

「ただちょっと残念なのは、5枚の写真の視点がバラバラなこと。誰がその風景を見ているのか伝わりづらい」「視点を明確にすることで、5枚の写真にストーリーが生まれます。誰が何を思って眺めた風景なのか、写真を見る人が自然に理解できると、もっと伝わるようになる」

「1枚目から3枚目は、視点があっちこっちに散らばって、まだまとまっていないね。”私”が見ているのか、”あなた”が見ているのか、それとも全体的に見ているのか」

視点、、、。イメージが先行して、誰の視点なんて意識してなかったです。

「写真のトーンや季節感も今ひとつ統一感に欠けるところがあって、ちょっと残念。もうひと踏ん張りできたんじゃないかな」

写真学校も3年目。今年で3年間のカリキュラムは終了、9月に卒業を控える私たち。先生のコメントもかなり厳しくなってきました。。

先生は「映画や映像作品は、自然に視点を移動させて、登場人物の感情が伝わるように工夫していることが多いよ。ぜひ参考にしてみてください」

自分と向き合う作品づくり

自分の感情と向き合う作品づくりが続きます。

では、また来月。

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